「感情無いの?」と言われないために。ASD人が気をつけるべきこと

「感情無いの?」と言われないために。ASD人が気をつけるべきこと 発達障害

 

こんにちは。隠れアスペの(@umayano2)です。

 

  • 冷たい
  • 感情が無い
  • 空気読めない
  • 中身がない
  • サイコパス

などと呼ばれてしまったことのある人に向けて書きたいと思います。

 

 

勘違いされる悲しさ

一生懸命に相手のためを考えているのに、喜んでもらえないばかりか、ひどい評価をされてしまう…。

相手のために、努力して、尽くすのに、報われない。

なぜなのか?

それは、【ズレてしまっているから】だと思います。

言動自体がダメだとかではないと思います。

タイミングとか、相手の気持ちとかから、少しズレてしまっているだけなのです。

 

ズレる理由:問題解決を急ぎすぎる

目の前で何か問題が起こった時、「どうやって解決したらいいか」を考えると思います。それの何がいけないのかというと、何もいけなくありません。

ただ、そのスピードが早すぎるのだと思います。周りの人より一段先に行ってしまっている。

アスペな人が想像している以上に、周りの人(”ふつう”の人/定型発達)の人はゆっくり進んでいたりします。

周りよりも一段先のことを考えてしまっている、つまり周りのスピードとズレているゆえに、何かしてあげても上手く行かないのかもしれません。

 

共感というステップを飛び越してしまっている

これはアスペな人には苦手なことですが、結論を出す前に感情への【共感】が必要とされることがあるのです。定型発達の人には無意識というか当たり前すぎて自覚すらしない領域ですが、何かをするにあたって、そのたびに【共感】する時間が生じます。アスペなな人にとっては無駄な時間だと思えるかもしれません。

しかし、この【共感】というステップを飛び越したために、「冷たい人」や「うざい人」などと評価されてしまっているのかもしれません。相手のことをすごく想っているのに関わらず、です。そうやってズレてしまうことは非常にもったいないことです。

 

自分は「役立たず」と感じる人の場合

「自分はのろま」だと思っている人には否定したくなるかもですが、アスペや発達障害ぎみな人は、往々にして【思考が早い】です。頭の回転が早いのは良いも悪いも特性であります。そういう脳のつくりをしているからです。

自己評価がものすごく低いタイプのアスペな人は、いつも「自分は何も役に立たない」とか「ここにいないほうがいい」とか「あのとき自分のせいで・・・」とか考えがちだったりします。相手の顔を見て、「あ…違った…」「不快にさせてしまった」と思うことも多いかもしれません。

それはもしかすると、まだ何も結論は出ていないうちに、「ダメだ…」「役立たず」…と、ひとりで結論付けているのかもしれません。

気づいて欲しいのは、その考えがとても自分目線だということです(”自分勝手”ということではない)。

 

自分がのろまに感じるのは、【頭がフル回転しすぎて外からみたら止まっているように見える】だけのこともあると思います。

自己評価が低すぎるゆえに、悪循環が起こって、さらに役立たずになってしまうのは非常にもったいないことだと思います。

 

ケーススタディ①

ある二人(AとB)が一緒に山を登っていました。

険しい岩肌を登っているとき、Aが足を滑らせて、大きく転んでしまいました。

転んだAは一瞬息ができなくなるほどの痛みを感じ、うずくまっていました。

そんなとき、Aがもう一人に目をやると・・・

Bは、スマホを見ていました。BはAに声をかけることもありませんでした。

転んだAは、痛みの中で「この人感情がないのかな…」「なんて冷たい人なんだろう…」と思い、もっとつらくなりました。

そして、BはもうAに一緒に山に登ってもらえなくなりました・・・

 

Bは必死で相手のことを想っていた

Bは無言でスマホを見ていましたが、頭の中では「どうしたらいいんだろう??!!!」となっていました。それで、一生懸命、[登山 怪我 足]とかで検索していました。

Bの頭では、

Aを助けなきゃ、A大丈夫かな!?、あんなにぶつけたら骨いっちゃってるんじゃないかな!!??固定した方がいい??救急車呼ぶ??!!どうしたら下山できる??

とか、すごくAのことを思い遣る気持ちいっぱいでした。すごくAを助けたいと思っていました。

しかし、Aにとってはそんな気持ちは一切届いていませんでした。

とても残念なすれ違いでした。

 

ケーススタディ②

さきほどのBはCという人とお付き合いをしていました。

ある日、Cから急に電話があり、「さっき事故っちゃって…」と言うのです。

Bは思いました。「大変だ!!どうしよう!??」「こんなときまずはCを落ち着かせなくちゃ!」「どうでもいいこととか笑える話でリラックス・・・」

そこでBは、その電話口で世間話を始めました。

事故現場でCはそんな話を今する!?と、Bにとてもがっかりしました。

思い込みが原因

ここでのBの場合は、「相手を落ち着かせる=どうでもいい話をする」を【自分目線で相手に当てはめた】のが良くなかったんだと思います。

非常時に落ち着くことは間違ってはいません。しかし、この時のCはそれを求めてはいなかった。Cはまずは自分がびっくりしている気持ちに共感し、「大丈夫?怪我はしてない?」と気遣ってもらったり、事故対応をどうしたらいいかを一緒に考えて欲しかったのかもしれません。

ここでもBは相手とズレてしまい、空気が読めないことをしてしまったのです…。

 

 

改善方法

アスペな人が勘違いされたり、周りからひどい評価を受けないために、できることがあります。

とりあえずその場に合わせる

問題が起こった後、直後~数分は、役に立とう、解決しようとか思わなくていいと思います。

すこし手間ですが、【共感】という時間をつくりましょう。

積極的に相手に声をかけたり、つぶやいたりします。

  • 「大丈夫???!」:心配する気持ち
  • 「痛い???」:苦しみ、辛さ
  • 「まじか~~~」:困った気持ち
  • 「これはつらい…」:悲しい気持ち
  • 「テンション上がるねっ♪」:嬉しい気持ち
注意点:相手の気持ちを決めつけない

その際に気をつけたいのは、【相手の気持ちを断定しない】ということです。たとえば、「今つらいよね?」とか、「これ嬉しいよね?」とか決めつける言動は、相手とズレる可能性があります。たとえ相手に気を遣って言ったとしても、ドンピシャのことを言えて喜ばれるメリットよりも、ミスって「こいつダメだ」と思われるリスクの方が大きいと思います。

相手の気持ちを想像して「きっとこう思っている」と判断して言うのはあまりオススメしません。

 

ひとこと添える

周りの人から、アスペな人を見たときに、何をしているのか分からないことがあります。そんなとき周りの人は、「何も考えてくれていない」「協力してくれない」「助けてくれない」、ひどいと「無視されている」「嫌われている」と思ってしまうかもしれません。

考え事をするとき、調べ物をするとき、【今何をしているのか】を周りに伝えてみてください。説明するのではなく、ひとことで大丈夫だと思います。

やるまえに周りと共有する

問題解決の際は、ひとりで行動すると、たとえその人の功績で成果が上がったとしてもあまり評価されないこともあると思います。”みんなでやった”みたいなのを、周りは無意識で嬉しく感じる性質なのかもしれません。私達が苦手とする、”チームワーク”というものです。これも無駄なことに感じるかもしれませんが、チームワークを意識すると好感度が上がると思います。

  • 「〇〇を調べてみるね!」
  • 「私〇〇しようと思うんだけど、いい?」
  • 「どうしたらいいと思う??」

と、相手に確認する(ボールの投げあいを1回以上する)ことで相手には「自分も関わった」「自分のことを大切にしてもらえた」と思って貰えます。

相手の考える解決策があまり効果的でないと思うときも、すぐ自論でたたき切らず、相手が考える理由などを聞いてから自分の考えを少しずつ伝えていきます。

 

意識して言葉・顔にする

不要と思われる言葉や表情でも、”大げさに”、”わざと”、”積極的に”声に出してみてください。

  • 「うわー!どうしよう(汗)!!?」
  • 「痛そ~~~(しかめっ面)」
  • 「うれしーね!!(にこにこ)」
  • 「…(かなしそうな顔をしてそばにいる)」

アスペな人は自分の感情を自覚するのが生まれつき難しかったりします。「自分には感情が無い」と感じられるのも無理はなくて、そんな風に”気持ち”とかが【分からないとき】は、とりあえず周りの人の言葉や顔を真似するといいと思います。ただし、マネばっかりしているとそれはそれでうざがられることもあるかもなので、全部はやらず、たまにやらないときもつくります。

マネすることは、嘘をつくことではないと思います。自分が違うな、と思うときに自分の気持ちを抑えてマネするのは嘘をついているということになるかもしれませんが。自分の気持ちと周りの気持ちがズレるときは、マネも、何もしないでいればいいと思います。

 

相手の目を見ることも忘れずに

どんな言葉を発しても、相手の目を見て言っていなければ【独り言】と思われてしまうことがありますので、積極的に相手の目を見ましょう。

手間だったり、相手の目を見るのはこわいかもですが、相手の表情も確認できるいいチャンスなので、練習してみてください。

 

 

すんごく周り想い。それは信じて

周りの人とズレないように振る舞うことは、私自身、苦労してきたことでもあります。今でも難しいなと思い、改善は一生の課題でもあります。

また、周りの「この人アスペっぽいな~」と思う人の言動を見ていて、もったいないなと思うことがあります。気づいて、少し意識するだけで、ぐんと評価が上がるのにな、と。

そんな、自他共に「もっとこうしたら」ということを私なりに研究し、この記事でまとめさせていただきました。手応えは確かに感じています。

 

また、この記事を読んでくれた方が、周りに勘違いされ、苦しんでいるのなら、決して自分を責めないでいてほしいです。

冷たいと言われてしまったとしても、この記事を開いたということ自体で、あなたは優しい人だです。

周りのために、考えている。

自分自身を救おうとしている。

 

そんな、あなたの優しさが伝わりますように。

 

 

 

以上、周りから冷たいとか言われてしまいがちな理由と解決策の紹介でした。

最後までお読みくださりありがとうございました。

 

 

photo:annie-spratt-feM40WOOdog-unsplash

 

 

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