「冷たい人」と言われないために。ASD/アスペな人が気をつけたいこと

「感情無いの?」と言われないために。ASD人が気をつけるべきこと 発達障害

 

こんにちは。隠れアスペのとび太(@umayano2)です。

この記事では、

  • 冷たい
  • 感情が無い
  • 空気読めない
  • 中身がない
  • サイコパス

などと呼ばれてしまったことのある人、特に、ASD(自閉スペクトラム症/旧アスペルガー)の人に向けて書きたいと思います。

この記事では、私が親しみのある『アスペ』という表現を使わせていただきます。

 

 

アスペな人が勘違いされてしまう理由

一生懸命に相手のためを考えているのに、喜んでもらえないばかりか、勘違いや誤解を受けたり、ひどい評価をされてしまう…。

相手のために、努力して、尽くすのに、報われない。

なぜなのか?

それは、【ズレてしまっているから】だと思います。

言動自体がダメだとかではないと思います。

タイミングとか、相手の気持ちとかから、少しズレてしまっているだけなのです。

 

ズレる理由①:問題解決を急ぎすぎ

目の前で何か問題が起こった時、「どうやって解決したらいいか」を考えると思います。それの何がいけないのかというと、何もいけなくありません。

ただ、アスペな人はそのスピードが早すぎるのだと思います。周りの人より一段先に行ってしまっている。

アスペな人が想像している以上に、周りの人(”ふつう”の人/定型発達)の人はゆっくり進んでいたりします。

共感というステップを飛び越してしまっている

これはアスペな人には苦手なことですが、結論を出す前に、感情への【共感】が求められます。

定型発達の人には無意識というか当たり前すぎて自覚すらしない領域ですが、定型の人は【共感】する時間を大切にしていると思います。
アスペな人にとっては無駄な時間だと思えるかもしれません。

しかし、この【共感】というステップを飛び越したために、「冷たい人」などと評価されてしまう可能性があります。
相手のことをすごく想っていたとしても、です。

 

ケーススタディ①

ある二人(AとB)が一緒に山を登っていました。

険しい岩肌を登っているとき、Aが足を滑らせて、大きく転んでしまいました。
転んだAは一瞬息ができなくなるほどの痛みを感じ、うずくまっていました。

そんなとき、Aがもう一人に目をやると・・・
Bは、スマホを見ていました。BはAに声をかけることもありませんでした。

転んだAは、痛みの中で「この人感情がないのかな…」「なんて冷たい人なんだろう…」と思い、もっとつらくなりました。

そして、BはもうAに一緒に山に登ってもらえなくなりました。

Bは必死で相手のことを想っていたのに…

Bは無言でスマホを見ていましたが、頭の中では、
「どうしたらいいんだろう??!!!」「Aを助けなきゃ、A大丈夫かな!?」「あんなにぶつけたら骨いっちゃってるんじゃないかな!!??固定した方がいい??救急車呼ぶ??!!どうしたら下山できる??」・・・
など、フル回転。
それで、一生懸命スマホで、[登山 怪我 足]とかで検索していました。

BはすごくAを助けたいと思っていたのですが、無言だったりスマホを見ていたために、Aにその気持ちは一切届いていませんでした。

 

ケーススタディ②

ある日、Bの友人のCから急に電話がありました。
「さっき事故っちゃって…」と、Cは車で事故にあってしまったようです。
Bは、「大変だ!!どうしよう!??」「こんなときまずはCを落ち着かせなくちゃ!」「どうでもいいこととか笑える話でリラックスさせて」・・・と考えました。

そこでBは、その電話口で”世間話”を始めました。
事故現場に全然関係ない話をずっと続けるBに、Cはとてもがっかりしました。

思い込みも良くなかった

ここでのBは、「相手を落ち着かせる=どうでもいい話をする」と考えて行動しましたが、良くなかったことの1つは、【自分目線で相手に当てはめた】ことでした。

非常時に落ち着いた方がいいということは間違ってはいません。
しかし、この時のCはそれを求めてはいなかったので、ズレたことをした結果になってしまったんだと思います。
Cは、まずは自分がびっくりしている気持ちに共感し、「大丈夫?怪我してない?」とか気遣ってもらったり、事故対応をどうしたらいいかを一緒に考えて欲しかったのかもしれません。

 

 

勘違いされる理由②:反応の遅さ

先程の、『問題解決を急ぎすぎる』、つまり考えることが”速すぎ”る、ということと一見逆なように見えるのですが、アスペな人の反応が”遅すぎ”るために周りとズレてしまうこともあります。

ASDな人がADHDも併発している場合、”頭の中が多動”になっていることがあります。

頭はすごいスピードで回転しているのですが、外見は全然動いていないので、「無視されている」「何もしてくれない」「のろま」などという風に受け止められてしまうのです。

考えているうちにタイミングを逃す

例えば、仕事で怒られたとき、すぐに頭の中に「どうしたらいいんだろう」とか、「自分はほんとに役立たずだ」とか「ここにいないほうがいい」とか「あのとき自分のせいで・・・」とかいろいろな考えが浮かんでしまったりします。

すぐやるべきは「すみませんでした」の一言なのですが、ばーっと頭をフル回転させているうちに時間が経ってしまい、謝罪が遅れてしまうかもしれません。
もっと悪いと、どうしたらいいか分からないままその場から逃げてしまうこともあるかもしれません。
すると相手は、「なんだこいつ?謝りもしないのか」と捉えてしまう可能性もあります。

申し訳なさや、反省の気持ちでいっぱいなのに勘違いされてしまうのは、とてももったいないことですね。

私は、仕事中声をかけられて、何て返そうか考えていたら相手がいなくなっていたり、次の話題になっていたりして、後で「無視されたのかと思った」と言われたとがあります。

 

頭の回転の速さが裏目に出る

「そんなことない」と否定したくなる人もいるかもしれませんが、アスペや発達障害ぎみな人は、往々にして【頭の回転が早い】と思います。

これが悪く出てしまうと、上で述べたように、周りとズレてしまう結果になってしまうのです。

自分が”無能”とか”のろま”だと思い込みすぎると、悪循環を招くので早めに『頭の回転が早い』ことを自覚してみてほしいです。

 

 

改善方法

アスペな人が勘違いされたり、周りからひどい評価を受けないために、できることを考えました。

それは、

  • とりあえずその場に合わせる
  • ひとこと添える

の簡単な2つです。

▽詳しくはこちらの記事にまとめました。

【発達障害】「冷たい人」と誤解されないための【コミュ障改善】のコツ
...

 

 

すんごく相手想い。それは信じて

私も、上記のような誤解を受けたり空気が読めなかったりしがちで、ずっとつらく感じていました。

また、周りのアスペっぽい人が誤解され、悪評を受けているのを見かけて、もったいないなと思うことも増えました。

勘違いされる原因は、発達障害の脳に特有の【頭の回転の速さ】が根っこにあって、

  • 結論を急ぎすぎる
  • 反応が遅くなりがち

ということだと思います。

 

この記事を読んでくれた方が、周りに勘違いされ、苦しんでいるのなら、決して自分を責めないでいてほしいです。
ただ、発達障害の特性ゆえに周りとズレてしまっただけなのです。

冷たいと言われてしまったとしても、この記事を開いたということ自体、あなたは優しい人だと思います。

周りのために、考えている。

自分自身を救おうとしている。

 

そんな、あなたの優しさが伝わりますように。

 

 

photo:annie-spratt-feM40WOOdog-unsplash

 

 

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