双極性障害になっても絶望じゃない!当事者の私がそう思う理由

双極性障害になっても絶望じゃない!当事者の私がそう思う理由 双極性障害について

 

双極性障害と分かったとき、27歳の私は「将来はもうダメだ」「人生終わった」と思いました。

たとえば、次のように考えました。

  • 「友達みんなに見放される」
  • 「もう彼氏できない」
  • 「結婚・子育てできない」
  • 「仕事にも就くことができない」
  • 「自分の力で生きていけない」

 

しかし、これらはただの妄想でした。

 

実際に双極性障害として過ごしてみて、想像していたよりも全然”ふつう”の人生が送れるなぁと感じているので、まとめたいと思います。

 

 

「できなくなった」のではなく「ふつう」になった

双極性障害と診断されてから、以前の自分と比べて「いろんなことができなくなった」「制限が多くなった」と感じることもあるかもしれません。でもそれは、”ふつうの人(双極性障害でない人)”になっただけです。

 

過去の自分は正常じゃなかったのかも?

過去の自分は「いろいろできていた」と感じるかもしれませんが、それは『躁』や『混合状態』でエネルギーが溢れていただけの可能性もあります。脳が暴走することで実現していた状態、「異常な状態」です。そんなときの自分が想像する将来や目標って、すごく高くなりがちなのではないかと思います。

双極性障害の薬(気分安定薬など)を飲むと、確かに自分のスピード感はすこし落ちるので、「できなくなった…」と感じられることもあるかもしれませんが、それが”ふつう”の人なのです。普通の人の生きるペースは、きっと想像以上にゆっくりです。

普通(正常)な自分とは、双極性障害と診断される前の自分ではなく、双極性障害と診断された後の自分、すなわち薬を飲み、症状が安定した(寛解した)ときの自分だと思います。

 

双極性障害と診断されてホッとしてもいい

私は、双極性障害と診断されて、絶望した一方で、「もう頑張らなくていいんだ」と嬉しかったです。

双極性障害の人の人生って、濃くなりすぎるのかもしれません。「今までの自分よりもちょっとスローダウンした自分」くらいが、正常な自分なのだと思ってもいいのだと思います。

 

鬱ならいつかは終わる

うつになっているせいで「できなくなった」のなら、きちんと治療に望めばいつかは改善します。また、双極性障害の診断をもらったとき、鬱の症状が出ている人が多いそうです。「できない」とか「人生終わった」と感じてしまうのは、実際に人生がオワコンなのではなく、ただ鬱のせいで悪い方に考えてしまっているのかもしれません。とりあえず薬を飲んで休みましょう。

 

 

偏見は恐れていほどは無いかも

精神病に対する偏見は、確かにまだゼロではないかもしれません。”精神障害者”という言葉はまだ差別を込めて使われることもありますよね(そのため近々双極症という名称に変更になるのだと思います)。

双極性障害の人は、精神科(心療内科/メンタルクリニックなど)にお世話になる、精神障害者です。双極性障害は以前は”躁うつ病”という名前だったそうですが、わざわざ双極性障害に名前が変更されたくらいですし、確かに、自分の障害を説明するときは躁うつ病と表現するよりも双極性障害の方が言いやすく感じます。躁鬱病には偏見が強かったのだと思います。

しかし、実際に双極性障害になってみると、思っていたより全然、精神疾患に偏見を持った人は少なかったです。(もしかすると裏では偏見を持っていたけれど偏見の無い接し方をしてくれた人もいたのかもしれませんが、それでも私は構わないです。)

家族の方が精神疾患への偏見が強かったかもしれません。私の家族はうつ病とかになったことがあるのにも関わらず、です。

 

カミングアウトするのはこわかった

双極性障害と診断された後、職場や友人など、周りの人に双極性障害を打ち明けました。

結果、だいたい皆んな、それまでと接し方は変わらずでした。双極性障害をよく知らない人がほとんどでした。

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偏見があるのは自分かも?

私は、嫌われるんじゃないかとか、結婚や仕事など何も出来なくなるのではないか、と不安でした。

しかし、後に「偏見を1番持っていたのは自分だった」と気づきました。

衝撃でした。

「人生終わった」と感じてしまうのは、もしかして自分が精神疾患に偏見をもっているからだったりするかもしれません。

 

 

過去はヤバくても、これからは違う

双極性障害と診断される前の過去は、ボロボロで、考えるだけで死にたくなったりしてしまうかもしれません。

でも、そんな黒歴史は、双極性障害を野放しにしていた(治療していなかった)状態で起こったことです。これから先は、自分が双極性障害だという自覚もありますから、症状をコントロールすることも、人生や周りの人への被害を軽くすることも、必ずできると思います。

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双極性障害の人の生活を覗いてみよう

精神疾患の当事者で、ブログやTwitterなどで発信されている方の経験談や情報はとても参考になります。

言動を『観察』するためでもいいと思います。

なるべく、治療に前向きな人の情報がオススメです。

気分の波はあれど、けっこう皆さん「ふつうに」生活しているのが垣間見えると思います。

※波の渦中にいる人には近づかない方がいいかもしれません。特に、鬱は人を鬱に引き込みます。

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それでは以上で、私が双極性障害でも人生終わっていないと思う理由の紹介でした。

最後までお読みくださりありがとうございました。

 

 

photo:marita-kavelashvili-I_ikRU_lvnk-unsplash

 

 

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