こんにちは。双極性Ⅱ型障害のとび太(@umayano2)です。
以前の私は双極性障害というものを全く知りませんでした。
この記事では、当事者目線で、

双極性障害ってどんな病気(障害)?
ということをまとめたいと思います。
目次
その①:双極性障害は『病気』というよりか『障害』
私は、意識して【障害】だと思うようにしています。
大きな理由は、双極性障害は一生のお付きあいだということです。双極性障害は脳の機能障害ですが、症状は薬で抑えられるけれど、脳自体が直るわけではないからです(※2020年時点では)。
双極性障害人の言動は、脳という視点で、科学的に理解すると分かりやすいと思います。
▽たとえば衝動性

ちなみに近々、双極性障害は双極症という名前に変更されるそうですが、私は【障害】のままでもいいのではと思っています。
双極性障害には薬が必須
上記のとおり双極性障害は脳の障害なので、症状を自分の努力だけで改善するのは難しいと思います。
まず薬の服用があって、それから自分の努力の意味がでてくると思います。
体の症状もキツい
双極性障害の症状は「気分の波」だけだと思われがちですが、それだけでなく、身体の不調もしんどいものです。
▽体の症状はいろいろあります。



”だれでもそういうときあるよ”と言われてしまうときはモヤモヤしてしまいますね…。
その②:双極性障害でもそんなに絶望じゃない
確かに、『障害』という名前だけあって、一生治らないというのはショックが大きいと思います。けっこう絶望ですよね。
でも私が双極性障害になってみて思うのは、全然「人生終わった」ではないということです。想像以上に”ふつう”な人生が送れると感じています。
▽こちらにまとめました



※ただし、薬をきちんと飲んで、症状を改善したいと思っていることが前提です。双極性障害を野放しにしてしまっていたとしたら、人生は絶望になっていってしまうと思います。 |
その③:双極性障害はやはり”新しい”病気
双極性障害は以前、『躁鬱病(躁うつ病)』と呼ばれていたそうです。そして、躁うつ病の呼び方は『双極性障害』となり、近々、『双極症』と呼ばれるようになるそうです参考:松浦秀俊 / note。
たった十数年(?)で、呼び方がこんなに変わるくらいですから、双極性障害がいかに最近までスポットライトが当たっていなかったのか分かります。
「医師にも診断が難しい」の実際
双極性障害と診断するのが難しい、というのは『難病』であるということではないと思います。医師がよく知らないということでもないと思います。その場で【初対面の】患者を双極性障害と断定するのが難しい、ということかな、と私は思っています。
ある人が双極性障害と初めて診断されるには、これまでの人生で何回くらい鬱があったかとか、躁があったかどうかとかなどを目安に判断されます。過去の鬱/躁の経験を正確に医師に伝えられれば、適切に診断してもらえるはずです。しかし、自分が双極性障害だとまだ分からない人にとっては、鬱だったか躁だったか自分で自覚するのすら簡単ではありません。特にⅡ型だと躁(軽躁)を見つけるのは難しいと思います。
双極性障害と診断されるまでに平均○年”みたいな記述をよく見かけますが、私は短く数えて3年近くかかりました。この○年というのがもっと短くなっていって欲しいなぁと思います。
▽私は自分から診断を取りにいきました。しんどすぎたので…



治療法や情報が曖昧なところがある
医師によって言っていることや処方する薬が違ってくることがあります。ネットで情報を調べてみると、人によって治療法や飲んでいる薬が様々です。
新薬や治療法がどんどん出てきている
医師によって治療法が違ってきてしまうのは、医師が適当に診察しているということではなく、双極性障害が認知されたこと自体が比較的最近のために、治療法がまだ確立されていないということだと思います。医師も手探りなのだと思います。今、双極性障害の人で実験中とも言えるかもしれません。
ちなみに、私が飲んでいる気分安定薬のラミクタール(ラモトリギン)も、日本で認可されたのが2008年です。双極性障害の薬の中では新しい方になります。
▽そのためか、妊娠中、医師によって薬の考え方が違うことがありました。



情報は、目安3年以内のものがオススメ
双極性障害の治療と向き合うにあたって、”新しい病気”である双極性障害の場合は特に、医師に丸投げにせず、自分からも積極的に情報を集めていくことが大切だと思います。
そして、納得できないところがあったら、医師にとことん質問してほしいです。しかし医師も分からなかったりすることもあります。私も診察で質問して、主治医に「調べてまた次回お伝えします」と言われたこともありました。
以上、私から見た双極性障害についての紹介でした。









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