【これで解決】双極性障害の【パートナーの接し方】躁鬱の私がこう接してほしいと思うこと

双極性障害の【パートナー】との接し方!彼氏・彼女・夫・妻とずっと一緒にいるために 人間関係

 

こんにちは。双極性Ⅱ型障害のとび太(@umayano2)です。

※双極性障害は、旧『躁うつ病』。今後は『双極症』と呼ばれるそうです。

 

 

愛するパートナーが双極性障害。

でも、どう接したら良いんだろう?

 

そんな人向けに、双極性障害の当事者の1人として、

【双極性障害のパートナーへの接し方】をまとめたいと思います。

彼氏/彼女、夫/妻…ふたりがもっと良い関係になれるヒント満載ですので、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

双極性障害をパートナーに持つということ

ご存知かもしれませんが、双極性障害の人は、脳の機能に難があり、『障害』と呼ばれるように『病気』のようには治りません。»双極性障害について

ですので、双極性障害の人とパートナーとなったということは、同時に、ずっと、一生、双極性障害とも一緒に生きていくことを意味します。

 

そして双極性障害は、人間関係を破壊するリスクがある障害です。

もちろんパートナーも例外ではありません。

私は7年お付き合いしていた方と結婚目前で終わったことがあります。

 

しかし、症状を改善(克服)さえすれば、けっこう”普通”のカップルでいられると私は思っています。

結婚や、子育ても、無理ではないと思います。

 

 

双極性障害のパートナーの接し方

私が、「夫にどう接して欲しいかな」、「夫がどんな感じに接してくれたら嬉しいかな」、と考えたら、次の5つでした。

 

  1. 障害のシェア
  2. 基本的に見守り
  3. 「薬飲んだ?」の声かけ
  4. とりあえず寝させる
  5. 緊急時のブレーキ

 

逆に、パートナーの方が〈やらなくていい〉と思うことは、治療(薬に関すること)やカウンセリング(認知の改善)など、専門家がやるようなことです。

 

 

接し方①:障害のシェア

双極性障害を、『ふたりの共通の課題』として考えてもらえると、すごく嬉しいです。

助ける方、助けられる方、という一方的な力関係でなく、お互いに対等な関係、『チーム』という感じです。

 

まずヒアリング

『接し方』は本人に訊いてみるのが一番だと思います。

でも、本人もどう接して欲しいか分からない場合もあると思います。

 

ですのでとりあえず、

【波(症状)があるときどうするか?】ということを一度確認しておきましょう。

※症状がある(=調子が悪い)というのは、たとえば鬱・躁・混合状態といった『気分の波』が大きいときや、

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体調が悪そうなときです。

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なぜなら、いざ鬱や躁などの症状が出てしまうと、言っても納得しなかったり、言う通りにしてくれなかったり、最悪逆ギレされる可能性もあるからです。

 

(ちなみに私は、夫に「変なときは教えてほしい」とお願いしています。でも実は指摘してもらったとき、分かっていても心の中で反発してしまう自分もいます。でも事前に話しておいたから、諦めも早くなっている気がします。)

 

【症状があるときどうするか?】を話し合うタイミングは、くれぐれも本人が落ち着いているときに。

 

話を切り出しにくいときは、「家族会議しよう」と伝えるのもおすすめです。

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接し方②:基本的に見守り

先ほどの①のように、『症状が出たらどう接するか』を確認しておいたら、あとは基本的にパートナーは何もしないで大丈夫だと思っています。

何もしない、というのは、無視やスルーすることではなくて…

イメージは、”いつもどおり”とか、”マイペース”。

パートナーが穏やかでいてくれると、それにつられて双極性障害の本人も安定してゆくからです。

 

少しずつ、のんびりと

そんな感じで見守ってもらいつつ、何事にも【変化を小さくする】【ゆっくり、余裕を持ってやる】を意識してみてもらえると嬉しいです。

自分もそうなのですが、ちょっとしたことで気分が不安定になりがちだからです。

 

ポイントをいくつか挙げると、次のようなことです。

  • 同じような毎日を過ごす
    (ご飯や寝起きの時間、出掛ける時間帯などをだいたい同じにする)

  • 少しずつ、徐々にやる
    (特に、引越しや同棲、結婚など大きなことには時間をかけて)

  • イベントとイベントの間を空ける
    (予定は詰めすぎない。旅行の前後などは休養日をつくる)

  • 疲れないようにする
    (早めに帰る、徹夜は絶対NG)

 

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高EEにならないで

鬱や躁といった症状に反応しすぎる(高EE)と、かえって症状が悪化するそうです。

優しくしたつもりなのに、むしろ状況がひどくなってしまったら、お互いにダメージが大きいと思います。

特に、『鬱』は、人を鬱に引き込むと言います。

 

障害はシェアしても、症状はシェアしない

もう無理と思ったら医者に投げよう…とか、最悪逃げるわ(別れる/離婚する)…くらいに、心のどこかには置いていてもらっても構わないと私は思っています。

 

 

 

接し方③:「薬飲んだ?」

では、実際に症状が出てしまったときにはどう接したら良いのでしょうか?

おすすめの接し方は、なんか変だなと思ったら、とりあえず「薬飲んだ?」と声をかけることです。

※薬は、人によって様々なので確認されてください。双極性障害では、毎日飲む薬(気分安定薬)や、症状が強いときに飲む薬(頓服薬:抗不安薬や抗精神病薬、睡眠導入剤など)が使われると思います≫ちなみに私が飲んでいる薬

 

  • どの薬を
  • どのくらいの量

飲めばいいのか、本人と確認おくのもいいかもしれません。

(波の渦中では正常な判断ができなかったり、飲み方を失敗してしまうことがあります…。私は投げやりになってプチODっぽくなりがちです…。)

 

薬を使うことは良し悪しですが、やっぱり確実にブレーキをかけられますから、必要なときには使っていいと思います。

頓服薬は、30分くらいで効き始めるものもあり、有難いです。

 

 

接し方④:とりあえず休ませる

症状が出てしまったとき、薬くらい効果があるのが、『休むこと』です。

症状の原因は、だいたいが疲れかストレスだからです。≫気分の波の原因は「脳の疲れ」と「ストレス」

 

寝れればそれが◎ですし、なかなか眠れないときには横になるとか目を瞑るとかだけでも良いと思います。

(私は、タオルを目に乗せて真っ暗にするのが良い感じです。早いと15分くらいで落ち着き、”ふつう”に戻れます。)

 

なるべく静かで、音や光の刺激が少ない場所で休ませてあげてみてください

 

 

 

接し方⑤:危険なときのブレーキ

双極性障害の症状がひどいと、自傷とか自殺とか、むちゃな言動とか、普通でないことをしようとすることがあると思います。

緊急時の接し方は、段階ごとに、

  1. とりあえず「やっちゃダメだよ」とSTOPをかける
  2. 頓服薬を飲ませて休ませる
  3. 必要があれば傷の手当てなどの応急処置
  4. 第三者(救急車や警察)を呼ぶ

が良いかなと思います。

 

引きずり込まれず、“症状”として、淡々と対応してもらえたらと思います。

(熱が出たから薬飲んで休もうね〜、みたいなテンションで。)

 

本人が十分に落ち着くまでは、理由を訊いたり、質問に答えたり、同情しないほうが良いと思います。

事態がもっと悪化したり、八つ当たりされたりしてしまう可能性があるからです。

 

落ち着くのには、数日かかることもあるかもしれませんが、

もし『また繰り返さないようにどうしたらいいか?』考えるのを手伝って貰えたら嬉しいです。

 

 

入院について

精神科への入院については、私は経験したことがないので正確なことは分からないのですが、自分で入院を希望したり、救急車で運ばれたり、警察のお世話になったり、医師が判断したときに入院できるようです。

どうしたらいいか分からないときは、かかりつけの医師に電話などで確認してみるのがいいと思います。

入院は、一旦距離を取ってお互いの関係を守りやすいというメリットがあると思いますし、引目は感じなくていいのではと思います。

 

 

抱きしめる、それだけでいいこともある

ここまで【接し方】を紹介してきましたが、でも、やっぱりどう声をかけたらいいのか分からないこともあると思います。

激しく症状が出ているときは、本人も自分がどうしたいのか、どうすればいいのか分からないこともあります。

 

そんなとき、抱きしめてみてください。

何も言葉は言わなくても大丈夫です。

ぎゅーっと、バラバラにならないように、消えていかないように…。

 

私は、抱きしめてもらっただけで、想像できなかったくらい、すっ…と落ち着きます。

抱きしめてもらうって、すごいなぁと感じています。

 

▽既婚者がじゃまるさんのツイート

 

 

 

カミングアウトされていないときは?

もし、双極性障害の本人からまだカミングアウトが無い方へ、少し書きたいと思います。

声をかけるタイミングとしては、症状が出てトラブルがあった後や、薬を飲んでいるのを見かけたときなどがいいかもしれません。

もしまだ精神科にすら行っていないときは、「ずっと一緒にいたいから病院行こう」という感じで、誘ってみるのはどうでしょうか。

この際も、くれぐれも本人が落ち着いて、冷静で、余裕があるときに。

 

 

 

まとめ

それでは、もう一度お伝えすると、

おすすめの「双極性障害のパートナーとの接し方」は、

その①:障害のシェア
その②:基本的に見守り
その③:「薬飲んだ?」の声かけ
その④:とりあえず寝させる
その⑤:緊急時のブレーキ

 

でした。

 

パートナーが双極性障害のことに関心をもってくれるだけで本当に心強いし、症状改善もぐっと早くなると思います。

 

 

 

最後に

以上で、双極性障害のパートナーとの【接し方】を紹介させていただきました。

これらの方法は、私の夫が、日々やってくれている接し方に他なりません。

 

この記事は、双極性障害が原因で悲しい結末になるカップルが少しでも減ったらいいな、という気持ちで書きました。

 

何が良い『接し方』なのかは、人によって、カップルによって、本当に様々だと思います。

解決策がすぐ見つからないこともあるかもしれません。

トライ&エラーで、少しずつ、ふたりで探していってもらえたらと思います。

 

 

パートナーの方にはご負担をおかけしますが、

力を貸していただけたら嬉しいです。

 

 

photo:paul-gilmore-hO0pA0TwTwE-unsplash

 

 

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