【妊娠を考えている】双極性障害の人に伝えたいこと・意識すべきこと

【妊娠を考えている】双極性障害の人に伝えたいこと・意識すべきこと 妊娠

 

こんにちは。現在妊娠中のとび太(@umayano2)です。

 

私が実際に

  • 不妊
  • 妊活
  • 妊娠

を経験してみて、「これから妊娠を考えている双極性障害の女性には、こんなことを知っておいて欲しいな」と思うことをまとめたいと思います。

双極性障害以外にも、うつ病や、その他の精神疾患の人にも参考にしていただけると思います。

 

 

妊娠するとき(妊活のとき)意識したいこと

それは、ずばり…

早めに計画を立てる!

ことです。いざ妊活(セックス)するぞ、となる前に、早め早めに準備をはじめましょう。

「全部必ず必要!」というわけではありませんが、ご自身で「これは取り入れようかな」と思えるものから、できそうなものからやってみて貰えたらと思います。

 

 

薬の服用をどうするか決める

妊娠を考えたときに、今まで飲んできた双極性障害の薬をどうするのかは1つ悩ましいところかと思います。そのまま継続しながら妊娠するのか、リスクの高い妊娠初期だけ薬の量や種類を変えるのか、、、など、選択肢は人によって様々あり得ます。

▽双極性障害の治療薬について催奇形性などをまとめた記事です。

双極性障害の【妊娠】と【薬の服用】①妊娠中にオススメなのはラミクタール
...

 

主治医に、

  • 妊娠を希望していること
  • (双極性障害の症状的に)妊娠しても大丈夫かどうか
  • 妊娠するときに薬はどうしたらいいか

を相談&確認しておきましょう。

 

妊娠となると医師も慎重な判断が必要になるからか、「調べて次回の診察でお伝えします」と、相談して一度持ち帰りになることも多々ありました。相談しておいて、すぐ妊活しないということもアリだと思うので、とりあえず早めに相談しておくと良いと思います。

 

▽私は、気分安定薬のラミクタール(ラモトリギン)のみ服用を継続しながら妊娠しています。

双極性障害での妊娠はこんな感じでした!【実際】妊娠中の薬・症状・通院
...

 

絶対(できれば)避けたいのは、医師も把握していないときにいきなり妊娠してしまうこと。もしリスクがある薬を飲んでいたときにショックが大きいです。「薬を飲んでしまった、大丈夫かな」というモヤモヤを抱えたまま10ヶ月過ごすのも、結構メンタル大変かと思います。(でも、どんなにヤバい薬でも、催奇形性は高くて10%ほどらしいです≫詳細

 

 

葉酸サプリを飲んでおく

私の精神科の主治医(発達障害も専門)から、「葉酸飲んでますか?」と訊かれたことがあります。

妊娠中、特に初期は、葉酸の摂取がとても重要です。脳の正常な発達を促します(二分脊椎症などのリスクを下げる)。

双極性障害をもつ母親から産まれるという時点で、赤ちゃんの脳に遺伝的リスクがあるかもしれませんし、できるだけ脳へのリスクを下げたいですよね。妊娠初期の葉酸の摂取が、発達障害や自閉症の予防にもなるかもしれないという記述も見かけました。

 

葉酸を含む食べ物は、例えば、葉物野菜や納豆、いちごやバナナなどの果物です。これらを積極的に摂るのもいいですが、毎日しっかり食べないと…と考えるのは精神的にも負担になるかもしれません。妊娠初期はつわりで食べられないこともあるので、サプリで飲んでしまうのがおすすめです。簡単で、確実です。

 

※精神病の薬の中には、葉酸の血中濃度を下げる(吸収率を下げる?)ものもある(デパゲンなど)そうなので、サプリで足りるか主治医に確認してみてください。

 

▽ちなみに、私はこちらのサプリを飲んでいました。

♥妊娠初期

妊娠初期は添加物などが気になり、ほぼ葉酸オンリーなこちらにしました。粒が大きめです。

 

♥妊娠中期~後期

中期からは、葉酸サプリは必ず必要とはあまり言われません(食事からでも十分)。なので、1錠あたりの葉酸が少ないものにして、なんとなく葉酸足りてないな~今日葉っぱ食べてないな~、というときに飲んでいました。中期はズボラでした。このサプリはとても小粒です。

 

♥妊娠後期

後期になって、貧血な感じになったので、鉄分を補給することをメインでこちらのサプリにしました。毎日1粒飲んでいます。

 

妊活する可能性があれば、ぜひ!葉酸を飲んでおいてくださいね。

 

双極性障害の症状を安定させておく

妊娠することを考えるときに、土台として、「双極性障害の症状が安定していること」が必要だと私は思っています。

なぜなら、妊活は精神的にかなりハードだからです。妊娠検査薬で妊娠が分かれば、それは飛び上がるほど嬉しいですが、その数日後に流産の現実を突き付けられ絶望に落とされることもあるかもしれません。

無事妊娠しても、妊娠初期の「つわり」のときもメンタルやられます。体がしんどすぎて、先が見えなさすぎて、ほんとつらい。

私も、「妊娠なんてしなければよかった」と思うこともありました。

 

妊活前には「薬の確定」を

自分と相性のいい薬(スタメン)は決まりましたか?

いざ妊娠してから、双極性障害の薬をあれこれ変えたり、試したり、はあまりできないと思いますし、精神的にも負担になってくると思います。妊娠中に飲み続けることになる予定の薬が分かっていたら、早めにその薬に慣れておくといいと思います。

ラミクタールなんかは、薬が効いてくる規定量まで増量していくのに数ヶ月かかりました。

でも、Twitterなどで同病の人を見ていると、妊娠してから薬の量や種類を変えている人もいましたので、心配しすぎずで大丈夫だと思います。

 

妊娠中は頓服を飲めない

妊娠前は、気分の波が出たときは、抗精神病薬や抗不安薬、睡眠薬(睡眠導入剤)などをポイッと口に放り込めばよかったかもしれません。

しかし、妊活中や、妊娠中はそれができません。

正確に言えば、絶対ダメではないのですが、なるべく飲みたくないですよね。

 

妊活~妊娠中は頓服薬に頼れないので、なるべくなら、妊娠前には「頓服薬が無くても気分を穏やかにできる」くらいに症状を安定させておきたいものです。

▽気分の波を安定させる方法の参考に

【双極性障害】気分の波を穏やかにする方法とコツ【根本から抑える】
...

 

ただ、妊娠してみたら、ホルモンが安定するからか、妊娠中期(安定期)くらいからメンタルは非常に安定しているような気がします。妊娠の安定化パワーはすごいところがあるなぁと感じています。

 

妊娠しやすい体づくり

これは、双極性障害でない人にも言えることですが、できるだけふわふわツヤツヤな体で赤ちゃんを迎えてあげましょう。

  • 不妊の要素(子宮や卵巣の病気、感染症など)
  • 歯の不具合、虫歯

などがあれば治療しておくことをオススメします。

 

ストレスを少なくする、穏やかで規則正しい生活リズムを習慣化する、健康的でバランスの良い食事を摂れる環境をつくる…など、自分の体をこれでもか!っていうくらい気遣ってあげてください。

 

人間関係を整える

夫、義両親、親族などとの関係性はどうですか?

パートナーとは、妊活のこと、妊娠のこと、双極性障害のことなどを今まで以上によく話しておくといいと思います。答えを探すというよりも、デリケートになりがちな話をすることに慣れておく感じです。「なんでも話しやすい」という関係をつくっておくことが、後で非常に支えになります。 

妊娠すると、実母や義両親とも、関わる機会が増えてきます。そんなときにどうするのが自分は負担が少ないか、なんとなく夫と話しておけるといいかもしれません。

 

判断の基準は、自分にとってストレスが少ないこと、長く続けられることだと思います。

妊娠中に母子共に健康に過ごし、そして双極性障害の症状を悪化させないためにも、少しワガママなくらいが丁度いいのかもしれません。

 

 

その他

 

妊娠の時間制限があとどれくらいなのか把握しておく

いざ妊活して、なかなか妊娠しなくて精神的に消耗しないためにも、事前に「自分の妊娠のリミット」をできるだけ知っておくことをおすすめします。

具体的には、産婦人科で「今の卵巣&子宮の状態」を診察してもらうことです。

  • ブライダルチェックを受ける
    (旦那さんが精子チェックを受けたいときは産婦人科または泌尿器科など)
  • AMH(卵巣年齢)検査を受ける
    (残りの卵子の数からリミットがあとどれくらいか目安になります)

などもいいと思います。

 

私は、夫と結婚する前に「不妊の体質ですね」と言われたことがあり、とてもショックでした。しかし、あらかじめ知っておけたので、結婚したら速攻で不妊外来に行き、想像以上に早く妊娠することができました。AMH検査を受けて、卵巣年齢が40代という結果だったので、早く動き出しておいて本当によかったと思っています。

もし不妊体質だと知っていなかったら、自然妊娠を試したりしているうちに1年は経過してしまっていたと思います。

妊活か?就職か?PCOSで双極性障害の私が【妊活】を選んだ理由
私は妊活をするか就職(就活)をするかとても悩んでいました。不妊体質(PCOS)や双極性障害も持っていて、妊活にも就活にも自信がなかったのですが、最終的には【妊活】を選びました。不妊外来にも行きました。私の経験談が何か参考になれたら幸いです。

 

風疹などの予防接種

小さい頃予防接種をしていても、抗体が少なくなっていることもある(私は少なくなっていました)ので、もしワクチンを打てる機会があれば、妊娠する前にしておくと安心です。

 

手抜き家事を身につける

つわりのときなど、妊娠中は時間はあっても何かとできないことが多いです。家事をサッとできるように練習しておくと、妊娠中はもちろん、赤ちゃんが生まれてからもとても役に立つと思います。

 

 

妊娠に備えて、注意しておきたいこと

情報はなるべく新しいものを取り入れる

病気や薬についての知見は、年々変化します。近年も双極性障害の新しい薬が出てきているように、双極性障害では、変化のスピードは早いかもしれません。今の医学界の考え方や常識が、明日にはすでに過去のものになっていることもあるので、情報を集めるときには、なるべく新しいものを選びましょう。

医師にも、知りたいことがあったら積極的に質問してみてください。しかし、医師もまだ知らない場合もあるかもしれないです。

本やネット上の情報は、3年以内くらいのものが良いかもしれません。

 

妊活・妊娠初期は『うつ』に注意!

出産した後の「産後うつ」はよく耳にすることがありますが、妊娠初期にもうつのリスクが高くなるそうです。マタニティーブルーともいいますか。

その割合は、双極性障害でない人も含めた妊婦さんの、8~12人に1人ほど≫参考:すまいるナビゲーター。8~12人に1人というと、8.3~12.5%です。

 

特に双極性障害の患者については、妊娠期間を通じて薬物治療を継続した場合でも、妊娠中に気分エピソードが出現するリスクは約25~30%(妊娠20週時点)という研究結果があるそうです≫参考:精神科医さくらの処方箋。マタニティーブルーと可愛く言えたらいいですが、多分「うつ」ではないでしょうか。

 

妊活中・妊娠初期に考えられるストレス

  • 妊娠するかどうか、先が見えない
  • 妊娠しても流産をするかもという不安
  • 不妊治療であれば、金銭面や体の痛みなど
  • 妊娠して激変する体に心がついていけない
  • 夫や周りの人との人間関係の変化
  • 仕事をしている人は、職場関連の悩み

など…。とにかく状況や体調が不安定で、メンタルへの負担がものすごいです。

双極性障害の私たちは、もともとがうつになりやすい体質ですので、自分自身のためにも、パートナーのためにも、そしてお腹の赤ちゃんのためにも、「妊活・妊娠中のうつ」には気をつけたいですね。

 

 

まとめ:とにかく早めに動き出して

 

妊娠は、時間の制限があるような感じがして、焦りがちになると思います。

でも、時間がたっぷりあれば、少しショックなことがあっても、すぐリカバリできるでしょう。

 

私はどうだったかというと、いきあたりばったり、勢いでなんとかしがちだったように思います^^;

なんとかなっていなくても、大丈夫なことが多かったですし、

逆に、計画を立てた故に、予想外なことがあるととても不安になりました。

 

正解は無いと思いますので、完璧を求めず、できる範囲でやってみてください。

 

 

最後までお読みくださりありがとうございました。

 

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