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こんにちは。とび太です。
2020年1月に第一子を出産しました。
かなり時間は経ってしまいましたが、双極性障害で出産はどういう感じだったかをレポートさせていただきたいと思います。
双極性障害の薬を飲みながら出産しました
初めての出産、しかも自分は精神疾患持ち…。
特に不安だったことの1つに、【薬】がありました。

赤ちゃんに影響あるのかな。大丈夫かな。

産院の人たちにどう思われるんだろう…。
しかし、特に問題なく息子を産むことができました。
私の出産の流れをざっくりと
39週3日目、臨月に入った時点で推定体重が3500gを超えてしまい、早く産まれて欲しくて犬の散歩で少し走ってみました。
それが効いたのか、その夜に陣痛が強まり、2時に夫に送ってもらい、入院。
翌日、促進剤2錠と吸引分娩で、3826gの息子が産まれました。
気分安定薬は妊娠中から継続
私は、妊活〜妊娠中も減薬はせず、それまでどおり薬を服用し続けていました。
気分安定薬のラミクタールで、1日200mg(朝晩100mgずつ)です。≫処方されている薬について
妊娠中に薬を飲むのは胎児への影響(奇形や障害になる)が不安でしたが、精神科と産婦人科の主治医に確認すると、幸いラミクタールはそこまで危険性はないということで、飲み続ける方を選びました。
≫気分安定薬ラミクタールは妊娠中も飲んでいい?主治医に確認してみた
出産のときも飲み続けることに
出産のとき(陣痛や分娩中)も、気分安定薬のラミクタールを飲んでいても特に支障は無いということで、出産のときもいつも通り飲みながらでした。
頓服薬(抗不安薬や入眠剤など)は、なるべく飲まないように、という感じでした。(眠くなってぼーっとすると分娩のときに支障があるからでしょうか?)
予定日直前には、助産師さんから
「薬持ってくるの忘れないでくださいね」
とリマインドがあり、ありがたいな〜と思ったのと同時に、障害をオープンに扱ってもらえて気持ちが楽になりました。
当日に薬を忘れないように、陣痛バッグ(入院バッグ?)の取り出しやすい場所に入れておきました。
陣痛きた!陣痛中に薬なんて飲めるの!?
出産の前後で、ラミクタールはなんとか飲み忘れずに大丈夫でした。
入院したのは2時頃だったのですが、5時間後に陣痛室で朝ごはんが出ました。そのときに朝の分の薬は飲めました。
その後、夜の分の薬は、産まれたのが夕方(18時頃)だったので、記憶が曖昧…。
ですが、産んだすぐ後の晩ご飯(ひと口しか食べられなかった)の後か、病室に移ってからだったか、どこかのタイミングで飲んだはずです。
翌朝からは、処方されたたくさんの薬と一緒にラミクタールも机に置いておいたので、忘れずに飲めました。
水を飲めるうちは薬も飲める
私は、息子が産まれる10時間くらい前から陣痛がとても強くなり、吐き気のせいで、食べ物(ゼリー飲料なども)や水分があまり喉を通らなくなってしまいました。
でも、水分は、付き添いの人(夫)などにストローで差し出してもらったり、飲もうと思えば直前まで飲めると思います。
なので、陣痛中も水が飲めるうちは薬は飲めると思います。
しかし、出産で必死で、薬のことなんかすっかり忘れてしまうかもしれないので、付き添いの人にあらかじめ「◯◯時になったら薬飲ませて」とお願いしておくといいかもしれません。
出産や陣痛に薬の影響はあった?
気分安定薬を飲んでいたことが出産にどのように影響したかですが、初産で今回しか経験が無く、何とも言えません…ごめんなさい…。
でも多分、悪い影響は無かったのではないかな?と思っています。
むしろ、気分安定薬を飲んでおいてよかったと思いました。

飲んでなかったら発狂してたかも…。
薬の分娩への影響についても、後で助産師さんに「(私の出産は)難産っていいますか?」と聞いたら、「そこまでじゃないよ」と言われたので、気分安定薬のせいで難産になるとかも無かったのだと思います。
赤ちゃんに奇形や障害は…
幸い、産まれた息子には、奇形や障害は特にありませんでした。
(薬の影響が無かったかどうかは、比較ができないのではっきりとは言えませんが…。)
ちなみに妊娠中も、可能性を指摘されたりは無かったです。
大きくなってきたら”見た目で分からない”障害などが出てくるかもしれませんが…今のところ順調に育っています。
産後はいきなり完ミ
出産後、入院していた産院では、次の日から母子同室で、授乳が始まりました。
私は母乳は一切あげていません。
≫母乳はあげないことになりました―ラミクタールを飲む私の理由と結論

母乳よりも笑顔の方が赤ちゃん喜ぶかなぁと…。
初日から母乳を止める薬を飲んだ
初乳も全くあげないことにした理由の決め手は、おっぱいが1度出るようになると母乳を止めるのが大変(面倒?)、と助産師さんから聞いたからでした。
ちなみに、産後1〜2日は初乳もあげて、その後止めるという選択肢もありました。
おっぱいを止める薬を飲むのは4回くらい?だったと思います。
毎日助産師さんたちが、「おっぱい張ってない?」「もし張っちゃったら氷で冷やしてね」と気にかけてくれました。
幸い私はおっぱいがいきなり張る体質ではなかったみたいで、薬のおかげもあり、ほとんど張りませんでした。
おっぱい快適♪即完ミで正解
ちなみに、最初から完ミにしてよかったなと感じています。
おっぱいトラブルと無縁だし、母乳が出る・出ないで悩むこともなく、授乳の回数も少なくて済むし…。
とにかくおっぱいストレスが0なのです。
免疫についても、息子も特に病気なく5ヶ月になりました。相変わらずでっかくすくすく育っています。
胎盤から伝わった免疫が切れてきたらどうなるかは、またレポしたいと思います。
マタニティブルーになっちゃったけど…
産後、入院中に起こることが多いメンタルの不調、『マタニティブルー』。
気分障害なので避けられないかなと予想していましたが、やはりなりました。
産後3日目、涙が止まらない!
2日目に母子同室になって、その夜〜次の日の早朝にかけて、涙が止まらなくなってしまいました。
眠れないので、持ってきたヘッドフォンで、夫のギターを無限リピート。
さらに号泣。
なので目はすごく腫れてしまい、助産師さんたちに隠すのは不可能でした。
みんなよりメンタルが弱いんだ〜、とか、恥ずかしいとか思ったのですが、諦められました(体が疲れすぎて見た目とかどうでもよくなっていました)。
助産師さんに会うたびに「ひどい顔なんですが気にしないでください〜」と言ったりしましたが、皆さん慣れているのでしょう、優しく接してくださり、嬉しかったです。
双極性障害だから、精神疾患だから、と、大袈裟に扱われることもなかったのでホッとしました。
産院の神対応:お祝い膳を別室に
号泣してしまった日がちょうどお祝い膳が出る日で、私はそれもとても気が重くていました。
私の産院では、お祝い膳は同じ部屋でみんなで食べることになっていたのです。
ご飯は要らないですと伝えようかとも思ったのですが、
腫れた顔を見た助産師さんが、お祝い膳を自室で食べれるように配慮してくださりました。
おかげで、お祝い膳を味わうことができ、本当に感動しました。
まとめ
薬については、とにかく、精神科と産院の主治医に事前に確認を!
モヤモヤは0にして妊娠、出産してほしいです。
メンタル疾患に引目は感じず頼ろう
助産師さんは味方です!
さすが医療従事者、病気にも慣れていますし、ひとりで抱えず、オープンにして大丈夫だと思います。
出産前後はとにかく回復を第一に、弱音も話してみたり、痛みがあればどんどん伝えたり、我慢せずが◎だと感じました。
それでは、以上でした。
同じ境遇の方に何か参考になれたら幸いです。
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