りんご箱って、素朴でナチュラル、お部屋をお洒落な雰囲気にしてくれますよね。
そして、丈夫で、重ねれば棚にもなるし、アイディア次第でいろいろ活用できます。
でも、なかなか手に入らないし、通販で買うと高い…。棚にするにはもう少し大きめのサイズが欲しい…。
そこで、りんご箱を自分で作ってみました!
\この『りんご箱』のポイント/
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※野地板(表面にヤスリがけがされていない木材)を使用するので、ヤスリをかけない限り、表面はザラザラしていて、トゲなどもあるかもしれません。
りんご箱の仕上がり寸法
長さ×幅×深さ=624×384×300
で設計しています。
通常のりんご箱(八百屋さんなどで使っている元祖のりんご箱)よりも、大きめです。
1箱に必要な板のサイズと枚数
※厚さは全て12mm
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材料と必要なもの
りんご箱3つ分、作りやすい分量はこちらです。
![]() 下記の通りに作ると、3箱できます。 |
購入する材料については『買い物リスト』を、購入した木材をどのようにカットするかは『カットサイズとできあがり枚数』をご覧ください。
買い物リスト
- 野地板
12×150×1820…6枚入り 1束
12×120×1820…8枚入り 1束
※カットが必要です。次の項にある「サイズ表」を参考にカットしてください。
できるだけ反りが少ないものを選びましょう。多少湿っていても大丈夫です。 - ねじ
18~24mm程度の長さのもの、160本ほど
電動ドライバーを使用する方は、コーススレッドねじタイプがおすすめです。
私は、スリムビスの広さ3.3×長さ25mm、140本入りを2箱買いました。25mmだとギリ長めだったので、長さは24mm以下のものが良いと思います。ねじを使った量は1箱とちょっとで、かなり余りました。
ビスの方が間違ったときに抜きやすいですが、電動ドライバーが無ければくぎと金槌でも大丈夫だと思います。 - やすり
購入される野地板のザラザラ具合と、仕上がりをどのくらいスベスベにしたいかにもよりますが、ヤスリやサンダーなども必要に応じてご準備ください。
私は、トゲが無ければいいかくらいを目指していたので、粗めの紙ヤスリと、ハンドサンダー(紙ヤスリを挟んでつかう道具)を準備しました。
カットサイズとできあがり枚数
野地板のカットを下の表の様にお願いします。
ホームセンターのカットサービスを利用するのがオススメです!(全部で17カットくらい)
野地板サイズ | 野地板の枚数 | カットサイズ | できあがり枚数 |
12×150×1820 | 6 | 長さ600 | 18 |
12×120×1820 | 3 | 長さ600 | 9 |
3 | 長さ288 | 18 | |
2 | 幅60×長さ384 (縦割りが必要) |
16 |
※購入した野地板を表の通りに全てカットすると、3箱が作れますが、使わない板も出ます(12×150×600が6枚、添え木用の幅60×長さ384が4枚)。余りの分の木材をできるだけ切りたくないときは、12×150×1820の野地板を2枚、あらかじめ取り分けておいて頂ければと思います。私は軽自動車に積むためコンパクトにしたくて、全てカットしました。
私は、上記の材料と、カット代全て合わせて3500円ほどでした。
野地板って、安いし、軽いし、国産の杉だし、いいですね。
▽買ったものを並べたところ
※添え木用の木材(左端)のカットを頼み忘れていたので、写真では長いままになっています。ホームセンターで切ってもらえばよかったと後悔。 |
りんご箱の組み立て方
それでは、組み立てていきます。
組み立て手順、打つネジの本数は目安です。お好みでアレンジしてみてください。 |
部屋の中で作るときは、敷物を忘れずに!
①幅面をつなげる
120×288板を3枚並べ、添え木に固定します。
箱の天面になる部分(上の写真でいうと右下のところ)をぴったり揃えるようにします。添え木の両端は12mmずつ飛び出しておきます。
同様に、幅面を2枚作ります。
②幅面に長さ面をつける
先ほどの幅面を2枚立てて、長さ面の150×600を付けていきます。
ここで、誰かに押さえていて貰えると楽です…!(ひとりでもなんとかいけます)
\point/
少し手間ですが、板にビスを打つときは、対角線に順に留めていくと、歪みが抑えられます。板を1枚付けるごとに箱をひっくり返します。
また、ビスを最後まで打ち込まずに残しておいて、全ての板が留まった後にビスを完全に打ち込むと、ぴったりきれいに仕上がります。 |
150×600を4枚付けました。
③底側の添え木をつける
長さ面の底とぴったり合わせるように、残りを添え木をつけます。
まずは、両端にネジ2本だけで。ここではネジをゆるめに留めておくのがオススメです。
④ひっくり返して添え木の裏から固定
箱全体をひっくり返して、先程の添え木と幅面を裏から固定します。ここはビシっと打ち込んで大丈夫です。ネジの位置は、下の写真のように、なんとなく添え木の真ん中に揃うように意識してみました。
⑤底面をつける
120×600を3枚、底にはめ込みます。
キツくてはまらないときは、手順③で留めた添え木のネジをゆるめてみたり、板の向きひっくり返してみたりしてみてください。
底面に打ち込むネジの本数はお好みでいいと思いますが、私は写真のように板1枚あたり4本と多めに打ってみました。
⑥底面を脇から留める
さきほどはめ込んだ底面を、長さ面からもビスで留めます。ひっくり返して反対側も同様に。
⑦添え木を補強する
底側の添え木(③で付けたもの)と、底板を固定します。上の写真では左側の添え木です。反対側も同様に。③でゆるめにしておいたビスも一緒にびしっと締めます。
⑧ビスが飛び出していないかチェック
最後に、箱の内側から覗いて、ビスの先端が飛び出ていないか探します。
もし飛び出ているビスがあったら、一度抜いて、飛び出さないように打ち直しておきましょう。後で指が刺さったりすると痛いですので。
⑨お好みでヤスリをかけて、完成です!
板のささくれや、ざらざらが気になる方は、ヤスリなどで削ってみてください。
※板が湿っているときは、十分に乾かしてからの方が削りやすいかもです
▽2つ重ねたところ
お疲れ様でした^^!
▽3箱重ねたところ
分厚い参考書も余裕で入ります♪
無印良品のA4のバインダーも入ります♪
もちろんA4のクリアファイルも♪
箱として収納にしたり、積み重ねて棚にしたり、テーブルにしたり、突っ張り棒とカーテンをして目隠し収納にしたり…
様々なところに活用してみてください!
お部屋の雰囲気に合わせて、ペイントするのも素敵ですね♪
気になる野地板の湿りについて
野地板はそもそも湿っているものなのかもしれませんが、私が購入した野地板は、湿っていました。「野地板は、乾燥させると反ることがある」と聞いたことがあるので、乾燥後に板が反れないかどうか不安です。
![]() 購入後、ばらして乾燥させると反りそうでこわくて、束ねられたそのままの状態で室内に2週間ほど置いておきました。が、やはりそれじゃ乾かないみたいですね^^; |
私は、野地板を乾燥させず、そのまま組み立ててしまいました。
念の為、もし反ったときに内側になる面をなるべく合わせるようにしてみましたが…。
組み立てた箱が乾燥してどうなったかは、乾いた頃に追記したいと思いますm(_ _)m
湿っていると、ビスを打ち込むときに木割れが少なかったり、木くずが舞いにくかったり、そういうところはいいかもです。
まとめ
以上、りんご箱の作り方でした!
今回、A4を入れて棚になるりんご箱が欲しくて始めた、りんご箱DIY。
思っていたよりも簡単に、そして安く(1000円と少し)で実現することができました。
引っ越しの際には、りんご箱をそのまま運べるのも嬉しいですね。
今後、乾燥させてみてどれくらい板に反りが出るかや、耐久性などが不安ですが…そのときはまた追記させてもらえたらと思います。
素人が自分なりに作ったりんご箱なので、至らない点などたくさんあると思います。
改善点や、もっとこうしたら良いよ、というところなどありましたらぜひ教えてください。 |
皆さんの、つくレポや、アレンジ例などもお待ちしています!
enjoy!りんご箱ライフ!

道東で人生を再スタートし、生きやすくなる方法を試行錯誤・発信しています。
馬の師匠の元で馬の乗り方や馬つくりを学びました。
馬のいるB&B『うまやの宿』をいつか実現したいです。
多様な生き方を応援します。双極性Ⅱ型障害、28歳、現在妊娠中。
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