双極性障害の【気分の種類】当事者が『うつ/躁/混合状態』のどんな感じ?を紹介します!

うつ・躁・混合状態だけじゃない!【気分】を5種類に分けてみました 双極性障害について
 

こんにちは。とび太(@umayano2)です。

私は、26歳のときに双極性II型障害の診断を受けました。

 

この記事では、双極性障害の症状である『気分』について、

  • 何種類ある?
  • どんな感じ?

ということを当事者目線でまとめます。

 

『気分』の現れ方は本当に人それぞれですので、この記事で紹介する私の『気分』が当てはまる人もそうでない人もいると思います。

こんな人もいるのか〜という感じで、参考にしていただけたら幸いです。

 

 

双極性障害の『気分』の種類

私は、『気分』を下のように分けています。

  1. うつ(鬱)
  2. 混合状態
  3. ふつう
  4. ADHD

ADHDは双極性障害としてはあまり聞いたことがないかもしれませんが、私はよく出がちなので『症状』として考えています。

 

それでは、それぞれの気分について、順にみていきたいと思います。

 

 

気分その①:うつ(鬱)

※この記事での『うつ』は、『うつ状態』や『抑うつ』(≫うつの呼び方)もまとめて使っています。

うつというと、たとえば『朝起きたらベッドから起き上がらなかった』というようなイメージがあるかもしれませんが、

私は、うつになっても寝込むことは少なく、体は動けることが多いです。

動けるんですが、私の場合、『不安』がすごく強く出ます。

 

不安うつ(動けるうつ)

心配事や、ネガティブな事で頭がいっぱいになったり、焦ったり、そわそわしてじっとしていられなかったりします。

 

特に、誰かに対して、

「嫌われているんじゃないか」

「怒っているんじゃないか」

「迷惑をかけているんじゃないか」

というようなことを考えがちです。

被害妄想(加害妄想?)と言うのでしょうか。

ゴメン魔になったり、「すみません」と謝ってばかりになったりもします。

 

自分の判断に自信が持てなくなる(これでいいのかな?と不安になる)のですが、誰かに相談することもこわくてできなくて、スマホで検索しまくることもあります。

▽ネガティブワードでず〜っと検索。

うつ・躁・混合状態だけじゃない!【気分】を5種類に分けてみました

 

不安を消すために、「◯◯しなくちゃ」という思いに駆り立てられるのですが、同時に「やっていいんだろうか…?」と違う不安が湧いてきて、強くブレーキがかかって、結局何もできないことも多いです。

 

そして、何にもしてないはずなのに、疲れてしまい、涙が出たり、苦しくなります。

 

何もできないうつも

うつ・躁・混合状態だけじゃない!【気分】を5種類に分けてみました

さきほどの『不安うつ』は外見は普通だったりしますが、『何もできないうつ』では、あまり動かず、ぼーっとして、まるで時間が止まっているようです。

頭が止まっている感じがします。

きっと、脳の機能が、強制シャットダウンしている、あるいはオーバーヒートしてマヒしている感じなんでしょうね。

 

感情も、五感もぼんやりしています。

なので、反応がワンテンポ遅れたり、聞き返すことが多くなりがち(あるいは聞き返しそびれてスルーっぽくなってしまう)です。

だるい。

時間がもったいない…悔しい…けど今はこのままでいたい…。

 

『何もできないうつ』と『不安うつ』の共通点
うつ共通点①:涙が出る

悲しいことがあったとか、特に理由が無いのに涙がポロポロでたりします。

特に人と話すとき、ぶわっと涙が溢れてしまいがちで、恥ずかしいし、困ります。

 

うつ共通点②:コミュニケーションできない

先ほどのような涙が気になってしまうとか、どういう言葉を言えばいいか分からない(不安で)、などの理由で、人と話すのを避けがちになります。

電話が無理です。

LINEの既読スルーならまだマシで、既読すら付けられなくなったりします。

うつのとき無視する感じになってしまってごめんなさい…気持ちではすごく返信したいんです。

ドタキャンも多いかもしれません。

 

共通点③:『つらい』のか曖昧

私はうつのとき、「つらいね」と言ってもらっても、「?」というときがあります。

別なことで頭がいっぱいだったり、脳が麻痺していて何も考えていなかったりするからだと思います。

うつ自体のつらさよりも、時間が奪われることや、やりたいのにできないことがつらいと感じることはあります。

 

うつの体調不良も見逃せない

うつのとき、体の症状が強めな方もいるそうです。

私も、体の症状からうつに気づくことも多いです。

双極性障害は【身体症状】もつらい!不調は体や感覚にも出る
双極性障害(躁うつ病)の症状には「気分の波」だけではなく【身体症状】もあります。この記事では、身体で感じられる症状について私が実際に感じたことがある症状をまとめました。この不調はいったい何なのか?もしかすると双極性障害が原因かもしれません。

 

 

気分その②:躁(Ⅱ型なので軽躁)

うつ・躁・混合状態だけじゃない!【気分】を5種類に分けてみました

ウキウキ、ルンルン、とってもHappy♪

ノリノリ、爽快、とにかく軽~い!です。

体も軽く、まさに空も飛べるはず♪です。

そして私は彗星になりました。»躁の経験談

 

衝動が強く、軽い

「~したい!」がいっぱい湧く上に気分がいいので、よく考えずに、

「ま、いっか♪」「やっても大丈夫っしょ!」

という感じでポンポンやってしまいます。

  • 大声で歌う
  • 欲しいものをすぐ買い、散財
  • 人や信頼関係を軽く扱う
  • 誰かの心配(おせっかい)をしはじめる
  • 冗談や軽はずみなことをどんどんぶち込む
飲み会などで『ぶっとび太』と呼ばれたこともあったのですが、躁っぽかったんだと思います。

 

躁のときはすぐ「絶対そうだろう」と思ってしまうのも厄介ですね…。

 

私は他にも、下のような現象もあると思っています。

  • 『〇〇躁病』
  • 自生思考(?)
  • フルハイビジョンモード
  • 性的逸脱

▽実際に経験した話も一緒に、こちらの記事で紹介します。

【躁の症状】〇〇躁病 /自生思考/ 8Kモード/性的逸脱【経験談も紹介】
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下がると上がる、上がると落ちる

私は、うつになった後は必ずと言っていいほど、落ちた分だけ上がります

躁になりやすいタイミングはさらに、疲れすぎて山越えてしまった後、徹夜の後、など、脳を使いすぎた後です。

躁のときの対処法!!躁転を防いで人生を守ろう!!!
...

 

躁のときにやらかしたことは、後で思い出すと恥ずかしくて死にたくなります。

後悔ばっかりです。

迷惑をかけてしまった人たちに本当に申し訳なかったです。

なので躁のときは幸せでも、もう一度躁になりたいとは全然思わないですね…。

 

 

気分その3:混合状態

混合状態は、「うつと躁が混じった気分」と表現されることが多いですが、その混ざり方によってテイストが変わってくるように思います。

私は混合状態をさらに3種類くらいに分けて考えています。

  1. イライラ
  2. 思考促迫
  3. サイコパスモード

です。

▽詳細はこちらにまとめました。

双極性障害の【混合状態】って何?症状と対処法を当事者が解説します!
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私は、混合状態のとき、過食嘔吐をしてしまいます。

自傷行為や自殺などの危険なことも、混合状態のときの自分ならやりかねないなと思ってしまいます。

 

 

気分その④:ふつう

うつ・躁・混合状態だけじゃない!【気分】を5種類に分けてみました

意外と難しいのが、”ふつう”の気分ではないでしょうか。

私が双極性障害と診断されたての頃、”ふつう”の気分が何だか分からなすぎて発狂しそうになっていました。

今振り返れば、まだ波が激しすぎたゆえに、『ふつう』がほとんど存在していなかったのかもしれません。»初期の頃の記録)。

 

双極性障害と付き合ううちに分かってきたのは、”ふつう”のときはあまり何も考えていないということです。

ぼーっとするわけでもなく、考え事で頭がいっぱいというわけでもなく。

その日にやらなくてはならないことを、ひとつひとつ済ましながら、なにか違和感を感じたときには立ち止まることもできます。

 

鼻歌を歌う

私は、うつのときは歌が消えてしまうし、躁のときは音量が大きすぎてしまいます。

(口笛を吹くときも、私は躁っぽいと考えています。)

『ふつう』のときは、歌うとしても”口ずさむ”ような心地いい感じです。

 

あくびがでる

息するのが楽で、深呼吸できます。リラックスしているのでしょうね。

静かさや、美味しさなど、世界がぴったりとフィットする感覚があり、「気持ちいい」を感じることができます

 

退屈を感じられる

「ヒマだなぁ〜」と思うのは悪いことではなく、私たち双極性障害にとってはいいことかもしれません。

時間がゆっくりに感じて、「ずいぶん時間が経ったな」と感じても実際にはそんなに時間が経っていなかったりすることがあります。

 

 

気分その⑤:ADHD

うつ・躁・混合状態だけじゃない!【気分】を5種類に分けてみました

発達障害として有名な、『ADHD(注意欠陥・多動性障害)』っぽくなることがあります。

感覚としては『ふつう』の気分に似ています。

すぐいろいろやりたくなって、あちこち手を付ける。

ミスや、もの忘れも多い。

アイディアも浮かぶと、すぐ忘れてしまうので、必死にメモしたり、twitterで呟いたりします。

 

過集中

集中しすぎることや、何か1つのことをやり続けてしまうことを過集中というそうです。

そうなると、自分を抑えるために昼寝しようとしても、3分くらいで起きたりして、休憩を入れられません。

結局一日中動き回ってしまい、夜にはぐったり。

そして鬱になったり、そのまま徹夜に突入して躁転してしまったり…。

 

『頭の中の多動』もある

ADHDの“多動”は、言動に出るものだけではなく、頭の中で起こる『動かない多動』もあるそうです。

ぱっと見落ち着いていても頭の中は凄い勢いでいろいろ考え事をしていて、そのために反応が遅かったり、ミスを多発します。

私は牧場時代に車をひっくり返してしまったことがあります。

 

ADHDの状態は、鬱や躁、そして混合状態につながる可能性があるので、注意したいです。

 

 

『気分』を1つの図にしてみました

ここまでで紹介した私の『気分』を、マッピングしてみました。

双極性障害 気分マッピング うつ・躁・混合状態だけじゃない!【気分】を5種類に分けてみました

縦軸と横軸は、上に行くほど「Happyさ」が強くて、右に行くほど「頭の回転」が速く、「衝動性」が強いことを表しています。

(図で、縦軸の下側がUnappyになって『h』が抜けてますね。ADHDが出てます、ということでこのまま掲載しようと思います。半年も気付きませんでした^^;)

マッピングしてみて、『気分』は連続的(スペクトラム状)で、厳密にここ!と定義するのが難しいと改めて感じました。

 

 

『気分』の出方は人それぞれ

上記のように双極性障害の『気分』について紹介してきました。

繰り返しになってしまいますが、『気分(=症状)』がどんな感じに表れてくるかは、本当に人それぞれです。

『気分』よりも、身体の症状が強い人もいます。

双極性障害は【身体症状】もつらい!不調は体や感覚にも出る
双極性障害(躁うつ病)の症状には「気分の波」だけではなく【身体症状】もあります。この記事では、身体で感じられる症状について私が実際に感じたことがある症状をまとめました。この不調はいったい何なのか?もしかすると双極性障害が原因かもしれません。

 

なので、『気分』の種類は自分で決めてしまっていいと私は思います。

 

他の人も参考になる

双極性障害などの当事者ブログのオススメを紹介します。

他の人のことを知ると、視野が広がったり、自分を客観的に見ることにつながったりするかもしれません。

【双極性障害・うつ・発達障害】闘病の参考になるブログ/サイトまとめ
双極性II型障害の私がオススメする、双極性障害をはじめ、うつ病などの精神疾患、また自閉スペクトラム症などの発達障害の当事者たちが発信しているブログやサイト、Twitterを集めました。

ただし、波に飲まれないように気をつけてくださいね。特にうつは引き込まれるので…。

 

 

まとめ

もう一度まとめると、双極性障害の『気分』には、

  1. うつ(鬱、抑うつ)
  2. 躁(Ⅱ型なので軽躁)
  3. 混合状態
  4. ふつう(±0)
  5. ADHD

の5種類がありました。

 

共感していただける点もあれば、そうでない点もあったと思います。

繰り返しになりますが、症状の出かたは本当に人によって様々です。

ご自身にどんな症状があるか見つけてみてください。

気分に早めに気づければ、黒歴史にならずに済むかもしれませんから…。

 

▽気分の数値化の仕方

双極性障害の【気分を数字で表す方法】うつ/躁/混合状態はどうすればいい?
『気分の波』を数字で表す方法を、当事者目線でまとめました。うつや躁、その他の混合状態など、双極性障害の『気分』はどう表したらたらいいのか?この記事を参考にしていただけたら嬉しいです。

 

▽気分の波を抑える方法

【気分の波を抑える】これがベストな方法!双極性障害・うつなどの症状改善に
双極性障害・うつ病など気分障害の【気分の波】を穏やかにする方法です。根本から改善を抑えることを目指しています。双極性2型障害の私が実際にやってみて効果があったのは、『規則正しい生活』と『脳を疲れない』ことです。

 

▽双極性障害と診断されたての方へ

「人生終わった…」双極性障害と診断されたら読んでほしい記事まとめ
「双極性障害になったらまずどんなことをしたらいいか」をまとめました。双極性障害と診断されたばかりの人はもちろん、症状改善を目指している人などにも活用していただけると思います。内容は全て私が実際に経験したものを元にしています。

 

 

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