パートナーには、精神障害を隠さず正直でいたい。

パートナーには、精神障害を隠さず正直でいたい。双極性障害 経験談

こんにちは。双極性Ⅱ型障害のとび太です。

 

この記事では、私の過去の恋愛や、経験から学んだパートナーとの関係について書きたいと思います。

 

現在

結婚記念のマトリョーシカ パートナーには、精神障害を隠さず正直でいたい。

△友人が結婚祝いにくれたマトリョーシカ。馬と牛もいます。

 

私は2019年9月現在、結婚して半年、二人で暮らしています。

最初は双極性障害のことを話したいと思っても、同時に「こんなこと話して良いのかな」という不安を感じてしまい、話すまでに時間がかかったりしていましたが、今では双極性障害に関して何でも話します。

日頃、「薬のんだ?」と声をかけてもらえるのが、とても助かっています。

 

人間関係を壊してきた過去

パートナーには、精神障害を隠さず正直でいたい。

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夫と付き合う以前に、お付き合いをしていた人がいました。

その人との関係では、私は、精神疾患(過食嘔吐や自分の弱みなど)を自分ひとりで抱え込もうとしていました。

いえ、隠そうとしていたのは、誰に対してもだったかもしれません。

 

「自分でなんとかしなきゃ」「しっかりしなきゃ」、と、頑張ろう、頑張ろう、ばかり。

そして結局は空回り、ヒステリーを起こす。

 

そんなことを繰り返していても、気分の波があるという自覚が無く、波は、周りの人に回収してもらってばかりでした。

 

「迷惑ばかりかけている」という申し訳無さで息が詰まりました。

「また迷惑をかけてしまうのでは…」という不安を、いつも抱えていました。

 

私は謙虚になろう、なろうとした結果、

いつのまにか、自分が勝手に考えだした「彼が上・私が下」という考えに囚われていました。

相手のためを思っての思考でしたが、相手にとっては逆に、相当不快だったのではないかと想像します。

(女は黙って付いてこいタイプ、昭和の亭主関白な感じのタイプの人だと違うのかもしれませんが、、、。)

 

そして私は、「自分はメンタルが弱い」「甘えている」「できない」と、自分を責めて、それで思考停止していたと思います。

根っこに、”病気”の可能性があることなど想像すらしませんでした。

 

「まとも」「しっかり」「普通」になりたい。だから、できない「自分」は否定する。

存在は透明になってゆきました。

それでもなお、頭のどこかで、「頑張れば普通の人になれる」「頑張れば(相手の)隣に並べる人になれる」と信じていたのです。

 

この考え方に偏った結果、私は、付き合っていた人に対して、「素敵な人」のフリをするようになっていました。

私の言動はいわゆる”メンヘラ”化していたと思います。

境界性パーソナリティ障害っぽかった、と表現してもいいかもしれません。

 

お互いのズレは深まる一方だったのだと思います。

私は、相手にストレスを与え続けていたこと、ギリギリの関係になっていたことにも全く気づいていませんでした。

(連絡が返ってこなくなった頃、知人に指摘されてようやく気づきました。)

 

別れにつながるトドメを刺したのはある一時の言動だったかもしれませんが、それだけではなく、7年間で積もりに積もったものがあったのだと思います。

 

別れを告げられるその場でまで、相変わらず「理想の関係」を信じていた自分がいました。

 

 

「双極性障害だから」なのか

 

「双極性障害だから結婚できない」

という意見に対しては、私は「そうとは限らない」と思っています。

 

7年付き合った人に振られた後、双極性障害と気づいてから私は、「もう一生誰ともお付き合いすることはできない」「結婚できない」思考に囚われました。

逆に見ると、フラれたり、彼氏が居ないのを双極性障害のせいにしたがっていた、とも言えるかもしれません。

 

気分の波が関係を破壊するのに貢献したのは事実でしたから、別れたのは双極性障害が原因だった、とも言えます。

でも、双極性障害だけが100%原因ではなかったのだと思います。

それ以外の要因も、ものすごく多かった。

 

私は、「双極性障害だから結婚できない」とは思いません。

改善したり、努力できる範囲がたくさんありすぎました。

 

 

学んだこと

パートナーには、精神障害を隠さず正直でいたい。

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私は、別れを告げられたその後、失恋のショックで2、3日食べない寝れない日が続きました。

当時は双極性障害の自覚はありません。

『超絶混合状態』、からの『失恋躁病』。

非常に不安定で落ち着かない日々でした。

のろまな私は、そのくらいになってようやく、「これが失恋か…」と思うようになれました。

 

お付き合いしていた年数が長かったということは関係なく、失恋から学んだのは、

「精神疾患をもつ自分を認めて、正直に生きた方がお互いにとっていい」

「私が”下”という考えではなく、相手と”対等”であろうとすることは、相手のためにもなる」

ということです。

 

 

もう自分への呪いはかけない

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「頑張ればできる」

そんな類の言葉を、いつしか私は大事に大事に、呪文のように抱えて生きてきていました。

マインドコントロールできることは良いこととして受け入れられがちですが、思い込む力が強いのも、行き過ぎれば困りごとです。

 

「呪いをかける」、とか、「洗脳」とか、わざと大げさに表現をしてもいいんじゃないかな、と思います。

それくらい、危険なことだと、「思い込めてしまう人」には、気をつけてほしい。

 

悪い表現をすれば、マインドコントロールは、「自分を偽ること」でもあります。

 

自分を偽って、相手にも自分にも嘘をつきながら生きてゆくのは、息苦しすぎませんか。

 

 

良きパートナーを目指して

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失恋は、私に教訓を与えてくれました。

理由は何であれ、「隠す」「嘘つく」のは良くない。

 

そこで現在の夫には、付き合いたて(その前?)から、全てカミングアウトしました。

精神疾患のこと、双極性障害かもしれないこと、自閉スペクトラムの傾向があること、苦手なこと、家族との関係…。

 

「部屋が散らかっている」「卵焼きが作れない」

そんなことすら、自分にとっては、とても勇気の要る告白でした。

それまでは、恋人が部屋に来るときは出来るだけ掃除をし、料理は失敗したら作り直していたくらいでしたから。

 

精神疾患や「できない自分」を伝えるときは、とてもこわかったです。

振られてしまうのではないかと…。

そして、相手の口を塞いでしまうのではないかと…。

 

伝えるかどうか二の足を踏む中で、

【信じる】っていうのは、こういうときなんだな、と思いました。

【不安】は、信じることで、乗り越えられる。

それには、まずは自分から、相手を信じること。

 

精神疾患は、そうでない人から見ると、とても言動が不可解で、接し方も難しいかもしれません。

そのせいか、いつのまにか「不信感」や「ストレス」がつのってしまうんですね。

お互いに、信じたい・良い関係でありたいと願うのに、精神疾患のせいで引き裂かれてゆく。

それは悲しすぎます。

 

だから、私達精神疾患の人間は、その「不信感」や「ストレス」を取り払う努力をしてゆくことが必要ではないかと思うのです。

「happy」を増やすより、まずは「unhappy」を減らす感じのイメージで。

 

そういう方向に努力を続けることで、障害に共に向き合い、困難な時も共に戦える。

そんな関係になれるのではないでしょうか。

 

 

精神障害が有るか無いかに関わらず、そのままの自分でいれない関係は、やっぱり続かないと思うのです。

 

相手のことが大切で、好きだから、「もっと良い自分でいたい」と思う。

その結果、「自分を良く見せようとしてしまう」。そんなときもあるのは、とても分かります。

 

でもそのやり方では、私は、いい関係を築けませんでした。

背伸びをしたり、できるフリをしたり、大丈夫だと笑顔を作ること。

絶対やっちゃダメな訳では無いけれど、それが、嘘をついているのと一緒なら、なるべく減らしてゆく方がいいと思います。

 

ダメな自分を見せて、それでダメな相手なら、いずれ関係はダメになるでしょう。

 

ダメな姿を見せても、一緒に居てくれる。そんな人を見つけるには、まずは自分から「ありのまま」の姿を見せてみましょう。

勇気の出しどころですね。

 

「ありのまま」が分からなければ、パートナーと一緒に探したらいいと思います。

 

 

 

最後までお読みくださりありがとうございました。

 

相手を大切にしたい気持ちが、精神疾患の困難を超えてゆけますように。

 

 

 

▽パートナーとの関係づくりの土台の作り方

»土台をつくろう!双極性障害とわかったらまずやってほしい5つのこと

 

 

▽とび太のこれまで

»双極性障害【経験談①】人生で初めての『うつ状態』症状と反省点

»双極性Ⅱ型障害【経験談~躁編】その夏、躁は彗星のようにやってきた

»馬と、波と、ブログ。とび太のプロフィール

 

 

 

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