放置しないで!双極性障害の過食と多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)

過食を放置しないで!双極性障害と多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の関係  妊娠

 

こんにちは。双極性Ⅱ型障害のとび太(@umayano)です。

 

「双極性障害」と「卵巣の病気」、どんな関係があるのでしょうか。

 

私は、産婦人科で「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」と指摘されたことがあります。

PCOSについて調べているうちに、双極性障害の症状の1つである「過食」は、PCOSを悪化させる原因ではないかと思うようになりました。

 

この記事は、双極性障害の人の中でも特に、過食の傾向がある女性に読んでほしいです。

そして、そのようなパートナーを持つ人や、家族の方にもぜひ、PCOSの可能性を知って欲しいと思っています。

 

双極性障害の人が必ずPCOSになる、というわけではありませんが、

私は、双極性障害とPCOSには次のような関係があるのではないかと考えています。
 


 双極性障害
   

 過食(過食嘔吐)する
  

 血糖値が乱高下する
  

 卵巣がインスリン抵抗性をもち、男性ホルモンが増える
  

 PCOSが悪化する

 

「過食」も「PCOS」も、あっても死ぬことはあまりないですが、少しずつでも改善した方がいいです

 

 

この記事は、あくまで【医療従事者ではない】私の、【経験を元にした予想】であることをご理解の上、ご覧ください。

 

 

双極性障害と「過食」

放置しないで!双極性障害の【過食】と【多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)】 

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双極性障害の症状(併発しやすい心の病気)に、「摂食障害」、特に「過食」があります。

同じ「うつ」の症状でも、「過食」があるかどうかで、「単極性のうつ」なのか、「双極性障害」なのかを見分けるポイントになります。

 

私は、過食しがちで、どうしても食べてしまうときがあります。

ひどいときは、過食嘔吐(たくさん食べて吐く)をしてしまうこともあります。

 

過食嘔吐の頻度は、月2~3回くらい。

気分安定薬を服用し始めてから、ほんとうに少しずつですが、食べ方が軽くなってきたように思っています。

双極性障害と分かる前は、例えばミスタードナツの箱(10個?)くらい食べれそうな勢いでしたが、最近は3個くらいでも吐くときは吐きます。

 

なぜ食べてしまうのかというと、はっきりは分からないのですが、うつの時や、混合状態のとき、そして私の場合は次のようなときが多いです。

・五感と脳がぼやけていて、食欲のブレーキが効かない

・体がしんどいので、食べて気を紛らわしている

・不安やパニックに襲われている自分を落ち着かせようとしている

・むしゃくしゃして攻撃的な気持ちを自分に向けて消化している

 
これらのように、衝動が強いときや、ストレスがあるときに食べてしまう傾向があります。

自分を強制終了、無気力化させるために食べている感じです。

自傷をするときの感覚と似ているなぁと感じるときがあります。

 

 

私の過食嘔吐は、確かに摂食障害なんだと思いますが、「摂食障害」についての本や記事を読むと、「ここまでじゃない」感じを受けます。

そのため、「私はここまで激しく食べて吐いていないから【摂食障害】ではない、大丈夫」と勝手に判断して、何年も放置してしまっていました。

まさか、治療が必要なものだとは思っていませんでした。

 

また、摂食障害の治療方法を見ても、薬物療法が載っていなかったりしますよね。

それも、私が放置してしまった一因でした。「自分でなんとかするしかないのか、、、」と思い込んで、食べるのをやめられない自分を責めて終わっていました。

 

一方、双極性障害が由来の過食であれば、薬が効きます

特に、体のしんどさからくる食行動や、衝動的に食べてしまうような過食はかなり改善すると思います。

私も、衝動的に食べてしまいそうなとき、そんな自分に気づいて早めに安定剤を飲んでおくと、過食嘔吐を回避できることがあります。

 

「双極性障害に由来する過食」は、「摂食障害の過食」とは似ているけど、根っこが違うのかもしれません。

 

私はPCOSになってしまった経験から、「過食」がたとえ軽度だとしても、軽く考えて放置せず、向き合う必要があると思うようになりました。

 

 

 

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)とは

 
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、排卵が起こりにくくなっている卵巣の状態です。

卵巣の「病気」というよりも、「性質」「体質」と言われています。

20代~30代でなりやすく、女性の20〜30人に1人の割合でみられます。

不妊の原因として一般的で、程度は人によって様々です。

 

排卵しにくい

 
PCOSだと排卵が起こりにくいのですが、たまに排卵するので、妊娠もできます

 
私は、PCOSなのでとりあえず不妊治療に通いはじめましたのですが、いざタイミング療法を始めるぞ、というときに自然妊娠しました。

 

PCOSの人は、卵があまり排卵されないので、卵巣に卵がたくさん残っていることが多いそうです。

(ちなみに、卵がどのくらい残っているかはAMH検査で知ることができます。私は、AMHが同世代より少なめでした…。生まれつき卵の数が少ないのかもしれません。PCOSでなかったらもっと少なかったかもね、と言われました。)

 

卵は残っているので、妊娠したいときは、現在の医療でなんとかなる可能性が高いです。

 

不妊治療が絶対に必要というわけではありませんが、PCOSの重さによって不妊治療が必要になります。

不妊治療をする場合は、ホルモン注射や、重症のときは手術卵巣の表面に穴を開けて排卵しやくすくする)などをします。

PCOS自体は痛みなどは無いのですが、不妊治療のストレスや、お金がかかってしまうのがツラいところです…。

 

PCOSの人は、内診のエコーをすると、下の図のように、卵巣の中に大きくなった卵胞(卵を育てるベッドのようなもの)がネックレス状に連なっている様子が観察されます。
 

▽右がPCOSの卵巣のイメージ

pcosの卵巣 過食を放置しないで!双極性障害と多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の関係

画像引用:多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)を放置…それでも妊娠できる?症例からみる症状と治療法‐ILACY(アイラシイ)働く女性の医療メディア

 

 

PCOSの人は、男性ホルモンの分泌も増えているそうです。少しオス化しているんですね。

 

 

PCOSの主な自覚症状


卵巣に痛みなどはありません。下の症状を感じたらPCOSを疑います。
 

 1)月経周期が35日以上

 2)月経が以前は順調だったのに現在は不規則

 3)にきびが多い

 4)やや毛深い

 5)肥満

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)|聖マリアンナ医科大学病院 生殖医療センター

 

それぞれに、PCOSと診断された当時の私を当てはめてみます。

 1)たまに40日くらいのときがあった

 2)PCOSと分かる5年前の生理は規則的だった

 3)思春期ごろから顔と背中にニキビがいつもある

 4)産まれたときから毛深かった…

 5)これまでのBMI最高値は23

 

にきびや毛、体重は、まぁまぁ多めかな?と思っていましたが、言われてみれば、上記の特徴に当てはまるなぁと思います…。

 

 

私がPCOSだとわかった経緯

放置しないで!双極性障害の【過食】と【多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)】

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私は、21歳のときに卵巣嚢腫(皮様嚢腫)が見つかりました。嚢腫は両側の卵巣にできており、腹腔鏡手術で卵巣を残して嚢腫だけ取りました。

 
この、卵巣嚢腫と言われたときには、PCOSはありませんでした。

むしろ生理は規則的でした。でも、すごく重くてPMSもひどかったです。
 

ちょうど、この21歳の頃から過食嘔吐をするようになりました。

 

PCOSと指摘されたのは26歳のときなので、21歳から26歳になる間にだんだんとPCOSになっていったようです。

 

PCOSと指摘されたころは、生理がやたら軽かったです。

おりものシートで足りるときもしょっちゅうありました。

 

生理が軽いから「健康になったんだ~うれしい~」「生理軽くて楽だな~みんなは大変だな~」なんて思って、生理不順だとは、そしてまさか卵巣の異常だとは思ってもいませんでした。

 

生理周期が20日くらいのときが多めで、規則的に感じていたんですが、

生理が規則的にきていたとしても、周期が短かったり長かったりしたら生理不順なんですね!

 
皆さんももし生理不順に気づいたら、早めに産婦人科に罹っておいてくださいね。

 

 

このころから生理周期を記録できるアプリを使い始め(ルナルナ)ました。

生理の間の日数を数字で表されてはじめて、周期がバラバラなのに気が付きました。

 
だいたいは20日くらい。長い時は、40日くらい。

普通の生理(28日周期)は、6ヶ月に1回ほど。

 

生理不順で最初に受診した産婦人科で医師から言われたのは、生理周期的に「排卵していない」ということでした。

なぜかこのときの医師は、この一言で内診もせず帰されたので、そうは言われても気になって、大きな町の病院に行って診てもらいました。

 

ネットで検索した感じ、PCOSではないかと予想していました。

「排卵していないと言われたんですが診てもらえますか?」と伝え、内診で卵巣をエコーすると、卵胞がネックレス状に連なったのが見えました。

(PCOSの卵巣の画像のように、ほんとにネックレス(真珠とか)みたいで、少しテンションが上がりました。)

 

妊娠はすぐには考えていないと伝えると、「妊娠をしたくなったらまた受診してください」と言われ、特に治療はしませんでした。

直接治療のためではないのですが、生理周期が不規則でめんどくさいのと、コンドームがめんどくさいのと、避妊のためにピルを飲みはじめました。

 

 

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の原因

放置しないで!双極性障害の【過食】と【多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)】

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PCOSの卵巣が排卵しにくくなっている理由は、ホルモン(排卵を調節しているホルモン、糖代謝に関係するホルモン)が上手く働いていないためだそうです。

参考:PCO(多嚢胞性卵巣症候群)の基礎知識 – みむろウィメンズクリニック

 

では、そもそもなんでPCOSになってしまうのでしょうか。

原因ははっきり分かっていないそうですが、「体質」に加えて、「体重の増加」が関係していそうです。

 

1)体質

PCOSは「体質」が大きいと言われます。

生まれ持った、DNAで決まっている体の性質です。
 

私もPCOSと言われたときに、「卵巣の皮がかたい」「体質ですから」と言われました。

なのでもしかすると私は、双極性障害じゃなかったとしても、過食嘔吐をしていなくても、PCOSになっていたかもしれません。

 

私の母や、両方の祖母のことを振り返ると、みんな3人以上自然妊娠で出産していて、妊娠しにくい体質ではなさそうで、どこからこの遺伝子が伝わってきたのか気になります。

母も祖母も結婚写真の体型を見る限り、どんっと太っていました。祖母の頃は太っている方が「子どもを産めそう」という考えがあったそうですしね。

PCOSだったとしても、たまたま排卵したときに妊娠していたのかもしれません。

 

 

「体質」と言い切ってしまうと、諦めるしかないのか、と思えてしまいますよね。
 

でも、諦めるしかないとは私は思えないのです。

たとえ生まれ持ったものだとしても、生活習慣や生き方によって、その「体質」の現れ方は軽くも重くもなるのではないでしょうか。

これは、双極性障害もある意味、持って生まれた「体質」で、薬や生活の仕方で症状が改善できるのと同じような感じです。

 

PCOSも、肥満を解消したら(痩せたら)改善するという情報も目にしますし、「体質」だからと諦めず、自分でできることもあると思います。

 

「体質」は改善できます!

 

 

2)体重の大きな変化

 

あえて「変化」という言葉を選びました。

「太っている」ことだけでなく、「太っていた」ことも重要だと思うからです。
 

 
私がPCOSと診断されたとき、医師から「ここ数年で体重の増減はありましたか?」と質問を受けました。

5キロくらいの幅で増えたり減ったりしています、と答えました。

 

20歳からの記憶ですが、

1番やせていたとき:59 kg (BMI20.7)くらい

1番太っていたとき:66 kg (BMI23.1)くらい

7年ほどの間に、太る→痩せる→太る→痩せる→太る、を経て、現在は64kg 前後(BMI22.4)です。

自分では、このくらいの体重の変化は、そんなに大きくない、よくあることかな、と思っていました。

 

「太っていること」だけでなく、このような体重の「増減」も、PCOSに関係しているようです。

痩せたからOKという訳ではないんですね…(泣)。

 

 

私の場合は、卵巣に深刻なダメージを与えたのは、体重の増減で直接は自覚が難しい、次の項でも解説する、「血糖値の乱高下」だったのかもしれません。

過食嘔吐だったので、戻している分、体重はそんなに増えません。

でも、お腹に食べ物を入れるので、確実に血糖値を上げます。

 

過食のある人、特に過食嘔吐をしがちな人は、「太っていないからいいや」と楽観視せずにいてほしいです。

 

 

肥満と合わせて血糖値にも注意を

糖質 放置しないで!双極性障害の【過食】と【多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)】

photo:sweetsmile

 

私の勝手なイメージでは、とても太っている人(BMI25以上とか)がPCOSになりやすいと思っていました。

 

 最も重要なのは体重の増加と関係があるらしいということです。多嚢胞性卵巣は、膵臓から分泌されるインスリンというホルモンに感受性が強く、肥満の女性は痩せている女性よりもインスリンの分泌が多いことから、たまたま多嚢胞性卵巣を持って生まれた女性が太ると卵巣にとって悪い方向へ向かうと考えられます。

不妊治療の多嚢胞性卵巣(症候群)についての質問|よくある質問

 

インスリンは「血糖値」を下げるように働くホルモンです。

 

過食は血糖値を乱高下させる

 
過食すると、カロリーをたくさん摂取するので太ります。

太るだけでなく、過食すると、血糖値が一気に急上昇します

 

私は、過食するときは「甘い物」「炭水化物」「練り製品」「缶詰め」などを食べがちです。お菓子はもちろん、めんやパン、甘辛い味付けなど、糖質がたっぷり含まれているものばかりです。

砂糖や小麦粉のように精製されている糖質は吸収が早いので、食べている間にも血糖値はどんどん上がります

 

私は正直なところ、吐けば、「なかったこと」になると思っていたんですね。

でも、体重が増えなかったとしても、血糖値を上げたという事実はしっかり卵巣に刻まれているんですね。

 

私は、過食しているとき、食べ始めて吐くまでに30分以上は費やしています。

ペロッと食べてしまっても、吐き気が来るまでに20分くらいはかかるかもしれません。

血糖値を上げるには十分な時間だったんだと思います。

目がチカチカしたりすることも血糖値が上がっているサインだったかもしれません。

 

私はこのような過食を何年も繰り返して、体にものすごい負担をかけていたようです。

 

血糖値スパイク

血糖値が上がると、血中の糖の濃度を下げようとしてインスリンというホルモンが膵臓から分泌され、血糖値は正常に戻っていきます。

しかし何らかの原因でインスリン分泌の低下やインスリンの働きが悪くなると、血糖値が急激に上がり(高血糖)、その反動で急激に下がることがあり、これを血糖値スパイクあるいは食後高血糖と呼びます(下図参照)。

 

 

インスリン抵抗性と血糖値スパイク 過食を放置しないで!双極性障害と多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の関係

コラム詳細 | サンドラッググループ お客様サイト

 

 

過食は、短時間で大量の食べ物を一気に食べてしまうので、血糖値スパイクを引き起こしやすいのではないかと思います。

 

また、血糖値は一気に上がると一気に下がります

低血糖になると、うつっぽくなります。イライラしたり、もっと食べたくなったりするかもしれません。

 

私は、過食した後は、ぼーっとしがちです。

双極性障害で過食をしてしまう人の中には、この「無気力」な状態を利用して自分にブレーキをかけている人もいるかもしれませんが、薬で代用できるので医師に相談してくださいね。

 

このように、過食すると体にも心にも、あんまりいいことがありません、、、。

 

 

インスリン抵抗性が男性ホルモンを増やす

 
肥満になると、インスリンが効きにくくなってしまいます。

この、インスリンが効きにくくなった状態は、インスリン抵抗性(高インスリン血症)と呼ばれます。

 

 インスリン抵抗性とは簡単にいうと「インスリンの効き具合」を意味します。つまり膵臓からインスリンが血中に分泌されているにもかかわらず、標的臓器のインスリンに対する感受性が低下し、その作用が鈍くなっている状態を意味しています。

インスリン抵抗性 | e-ヘルスネット 情報提供

 

インスリン抵抗性があると、排卵を妨げる男性ホルモンをさらに増やしてしまいます。

 血糖値を下げるホルモンであるインスリンもPCOに関連しており、インスリン抵抗性(高インスリン血症)があると、男性ホルモンが増加します。男性ホルモンは卵胞の発育を抑制し、卵巣の外側の膜(白膜)を厚くすることによって排卵を妨げます。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS:polycystic ovarian syndrome) | 島根大学医学部附属病院 産科婦人科

 

このようにして、過食はPCOSを悪化させてしまいます。

 

 

なぜPCOSは放置しない方がいい?

放置しないで!双極性障害の【過食】と【多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)】

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PCOSになっても、痛みは無いですし、生理も軽くなったりすることもあり、すぐに改善しなくてもいい気がしてしまいます。

ではPCOSはなぜ放置しないほうがいいのでしょうか。
 

不妊体質になる

 
不妊の原因の多くがPCOSであるように、PCOSは不妊の原因として代表的です。

 

私の感覚では、「不妊体質」とは、「不妊(妊娠できない)」のではなく、「妊娠するために手間とお金がかかってしまう」という認識でいいのではないかと思っています。

 
PCOSを放置して、排卵しにくい状態が続くと、ますます排卵しにくくなってゆく
ようです。

 

不妊体質になること以外には、まれに、子宮体がんのリスクが上がることがあるそうです。

 

また、PCOSの人は、AMH値が高くなる(卵がたくさん残っている)傾向がありますが、このAMHが高い状態の女性から産まれた子はPCOSになる可能性が高くなるという研究結果もあるそうです(人での臨床研究は???)

不妊症の原因となる『多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)』の新たなる知見(不妊原因) | 不妊治療・体外受精の桜十字渋谷バースクリニック

 

私は、AMH値は同世代の中央値と比べて少ない値でした。この時点で私はこの研究結果の例にはなれないかもしれませんね。

 

 

PCOSと診断されても特に何も治療しないこともある

 
「放置しないほうがいい」ということと矛盾するように聞こえますが、病院でPCOSと診断されても、なにも治療しないことがあります。

それは、「すぐに妊娠を希望していないとき」です。

 

私もそうだったのですが、「妊娠希望しているわけでなければいまのところやることはありません」と言われ、生理周期を整えたければピルを処方しますよ、という感じでした。
 

すぐに妊活するわけでなければ、基本そのままなのかもしれません。

 

これは、「病院側としてはなにもすることがない」だけで、「放置していい」というのとは別なんだな、と今では思っています。
 

どういうことかというと、自分でできる改善方法はどんどんしておいた方がいいです!

 

 

自分でできること

放置しないで!双極性障害の【過食】と【多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)】

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私は、双極性障害の人が過食してしまうのは、「仕方ない」と思っています。

 

過食自体しなければいい、確かにそれはそうなのですが、「双極性障害」の症状としての食欲なので、自力では過食の衝動を止めるのは非常に難しいと思います。

 

なので、「過食してしまう」前提で、自分でできるPCOSの予防方法を考えてみました。

 

 

糖質コントロール

 

過食 → 太る(血糖値が乱高下する) → インスリン抵抗性 → PCOS悪化

 
という関係から、太らないという面でも、PCOSの悪化予防という面でも、血糖値をコントロールすることが重要です。

 

もし肥満の方であれば、肥満を改善するだけでも排卵機能は回復するそうです。

 

「糖質制限ダイエット」の方法を参考にしたり、糖尿病の予防方法を参考にしたりして、血糖値を上げすぎない食べ方を目指しましょう。

 

普段から食べ物に気を配ろう

 
過食が始まってしまうと、その場でブレーキをかけるのは難しいこともあると思います。

普段から健康的な食事(栄養バランスがいい食事)を身につけておくと、いざ過食したときに大きな力を発揮します。

 

双極性障害でうつの症状があったり体がしんどいときには、料理するのもハードルが高いですよね。

頑張らなくてもできるだけ糖質をセーブできるよう、ハードルを下げることと、習慣化することが重要です。

 

例えば、買い置きするものはできるだけ糖質が少ないものにしたり、過食したくなったときにサッと食べれるように、手間のあまりかからないものにする。

ある程度油っけがあったほうが腹持ちもいいですし、糖質を吸収するスピードも穏やかにできるそうです。

 

お菓子やカップ麺、パンよりも、牛乳やヨーグルト、果物、ナッツ、チーズやサラダチキン、スルメなどを選ぶのもいいかもしれません。

 

 

お酢も効果的だそうです(多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と食酢 | 不妊治療 京野アートクリニック高輪(東京 港区 品川))。

 

 

過食するときは糖質の少ないものから

その場しのぎの方法ですが、もし食べたい気持ちが抑えられないときは、「甘い物は最後に食べる!」を意識してみてください。

「過食=ダメ」ではなく、「なるべく過食の被害を少なくする」作戦です。

 

お菓子やポテトチップよりも、焼き鳥とか唐揚げを選ぶ、そんなイメージです。

 

過食するときに糖質が少ない食べ物の良いところは、炭水化物に比べて吐きやすいことと、翌日などに体が比較的ラクだということしょうか。

糖質を摂ると、後で非常に疲れますし、うつの波もやってきます。

また、いちど糖質を口にしてしまうと、もっと糖質を食べたくなってしまいます

 

たとえ過食してしまったとしても、糖質を避けようと少しでも頑張れたなら、その努力はきっと報われますよ!

 

 

「食べない」ことを目指す、それが出来たら最高ですが、過食持ちの私たちにとって「NO」という選択肢はストレスになりがちです。

「食べても良い」、だから「何を食べるか少し考えてみる」。

 

出来る範囲から始めてみてください。

だんだん糖質への依存が軽くなってくると、きっと、食事がより美味しく感じられますよ。

 

 

 

 

気分の波を穏やかにする

 
あなたの過食の原因はなんでしょうか?

どんなときに食べてしまいがちでしょうか?

もしうつのときに食べてしまうとしたら、うつの波が来なければ、過食も減らせるかもしれません。

 

やっぱり薬が効果大

 
普段の気分安定薬をまずしっかり毎日服用する。

そして、食べたい衝動に気づいた時や、うつがひどくなりそうなときに、とんぷくの薬(安定剤や抗精神病薬など)を飲む。

ぽいっと口に放り込むだけでいいのでカンタンですね。

とんぷく薬は、いざそのときにすぐ飲めるように、手元に常備しておくようにしましょう。

医師と普段から薬の相性を見極めて、適切な薬を、必要な分だけ服用しましょう。

 

カフェインを摂りすぎない

カフェインは波を大きくするだけです。アルコールは絶対ダメです。

逆に、ハーブティー(特にカモミール)は気分の波をスッと落ち着かせてくれます。

 

ストレスを減らす

気分の波を小さくすることにもつながりますが、ストレスを減らすと、その分「ストレス食い」が少なくなります。

 

環境の変化はストレスになります。

変化の少ない穏やかな1日になるよう意識してみましょう。

 

「メンタルが弱い人がPCOSなりやすい?」

そういう記述も目にしたことがありますが、確かにそうかもしれないと思ってしまいます。

 
「双極性障害=メンタル弱い」ではないと思っていますが、うつのときはどうしても「メンタル弱い」感じになってしまいがちですよね。

「メンタル弱い」ことがいけないのではなく、双極性障害の人はストレスをよりたくさん感じてしまうことが、PCOSにもつながってしまうのではないかと思います。

 

双極性障害である限り、生きているだけでもストレスがかかります。

 

PCOSは心身からのストレスサインかもしれません。この機会に、生き方を見直してみませんか。

 

自分がなんで過食しているか分からないとか、自分が何にストレスを感じているかわからないときは、親しい身近な人に訊いてみましょう。

周りの人の方が、自分よりも解決策を知っていることもあります。

 

 

まとめ

 

双極性障害で過食傾向にある女性には、PCOSのリスクがある、ということを知ってほしく、この記事を書きました。

 

PCOSは体質が大きいとはいえ、改善することができます。

可能な範囲で構いませんので、双極性障害の気分の波を穏やかにしたり、食事(特に糖質)に注意したり、産婦人科を定期的に受診して欲しいです。

 

努力はきっと報われると思います。

いざ、妊娠したいと思ったときに、すこしでもスムーズに妊活を進め、不妊治療の金銭的な負担を減らすためにも、早めに行動してみてください。

 

私は5年くらいPCOSに気づかず放置していた状態でしたが、幸い、妊娠できました。
 

私も、PCOSと分かって、当時まだ付き合ったばかりの夫に打ち明けるのはとてもこわかったです。不妊体質を理由に別れを告げられてしまうのではないかと不安でした。

また、心配になってあちこち産婦人科にかかったり、不妊外来に行ったりしたのでお金もかかりました。

 

妊娠のために良かったことがあったとすると、仕事を辞めてストレスが一気に減ったこと、夫と二人暮らしが始まり生活リズムが整ったこと、無理しなくなったことで、体が変わったのかなと思っています。

そして不妊外来の内診で卵巣をグリグリされたのも、排卵のきっかけになったのかもしれません。

今まで何度も内診してもらってきましたが、内診の後しばらく(1周間くらい)卵巣の痛みが続いたのははじめてでした…。

 

 

双極性障害やPCOSの人にも、諦めずに、少しずつ生き方の改善をしていってほしいと願っています。

 

 

最後までお読みくださりありがとうございました。

 

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