こんにちは。双極性Ⅱ型障害のとび太(@umayano)です。
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目次
2019年8月のリズム表
中央の青い線が「気分の波です」。
抜けているところは、旅行中のためです。そんなに波は立っていませんでした。
今月のタイトルは、『体の様子をみつつ、できることを少しずつ』でした。
妊娠による体調不良が先月から続いていたのと、猛暑が続くことが予想されたため、体調を第一に考えようと思いました。
こんな月でした
暑い…
北海道から本州に帰ってきて、初めての夏です。
私の住む場所では、8月初日は最高気温35℃で始まりました。
先月末から、キラギラ太陽マークを付けるような、灼熱な日が18日も続きました。
8月前半は、
とにかく、あつい、あつい、あついーーーーー・・・・・!!!!!
月の後半になって、雨が降り始め、すこし涼しくなったかな?という気候でした。
夫がたくさん家にいた
夫は8月は勤務が緩やかになり、定時で帰宅するようになりました。
土日に合わせて、お盆休み、有給も数日取ったので、夫と過ごす時間が増えました。
夫の時間が取れたのと、私も妊娠が安定期に入ったのとで、思い切って、ドライブ旅行にも2度ほど行きました。
体調は相変わらず低空飛行
つわりが過ぎたのか、先月より体が動くときが増えました。
食事も、何でも普通に(夫と同じものを)食べられるようになりました。
私は暑くて体がしんどいと、かえって食べてしまう傾向があり、慢性的に食べすぎの状態だったように思います。そのため、お腹がなんとなく痛い日が多かったように思います。
日中は、余裕があり気が向いたときに、家事をしたり、図書館に行ったり、ゴロゴロしながら過ごしました。
こんなときでも波が大きくならなかった
8月はじめに、1度、うつで落ち込んだ日がありました(前の日に疲れていた)が、
それ以外は「安定」といっていい1ヶ月でした。
過食嘔吐も1回もしませんでした!
こんなに落ち着いて過ごせたのは、自分史上初めてでした。
連日、朝からスカっ晴れ。でも躁にならず
平日の朝、夫が出勤するのを玄関で見送るのですが、そのとき、思いっきり太陽に照らされる日が続きました。
スカッ晴れの日に私が注意しなければならないのは、「躁」。
2年前に「躁転」しましたが、それは、晴れた日が何日も続いたときでした。
しかしこの8月は、晴れた日が続いたにも関わらず躁にならずに済みました。
考えられる理由は次のものです。
・晴れた日(暑い日)の午後はエアコンを付けたため、カーテンをひいた薄暗い室内にいたので自分を落ち着かせられた
・暑すぎて消耗が激しかったため、気分が上がる余裕が無かった ・夜はエアコンのおかげで、睡眠時間を確保できた(先月は寝不足ぎみ) |
旅行中にも鬱にならず
私の「旅行」をめぐっては、いままで何度も、気分の波のせいで旅行が台無しになってきました。
旅行の準備は楽しみなのに、いざ前日になると落ち込む。旅行中はだいたい夜に涙が出てしまう。旅行の後は数日うつっぽく動けなくなる。
旅行には「うつ」が付き物、というくらい、旅行が上手く行かない・楽しめないというジンクス(トラウマ?)化していたのです。
でも、今回の旅行では、1日中ほとんど車に乗っているという、ハードな内容でもあったのにも関わらず、ほとんどの時間を「いい感じ」で過ごせました。
上手くいった理由として考えられるのは、「無理をしなかった」ことです。
・疲れを感じたら、すぐ休んだ (車の中ではクッション×2で楽な姿勢、散策中にはこまめに座って休む) ・計画はざっくり曖昧にしておき、詳細はその都度相談しながら決めた (旅程を盛りだくさんにしなかった) |
帰ってきて2日ほどは、疲れで体がだるかったですが、良い思い出ができました。
旅行へのジンクスも軽くなり、自分なりの「旅行のしかた」が掴めてきたのも嬉しいです。
△長野旅行での写真。右:木曽馬を見に行きました。左:八島ヶ原湿原。緑の中を散策をすると、自然と落ち着くのが不思議です。
1年前との比較!
今月は双極性障害になってから、いちばん波が安定して過ごせました。
でも実は、私は夏を恐れていました。
なぜなら1年前には、こんなに大暴れしていたからです。
▽1年前(2018年8月)のリズム表
気分の波の上に黄色く蛍光ペンを引いた部分は、特に波が大きかったところです。
欄からはみ出すくらい、大きい波が頻発してますね…;
途中の抜けているところは、ヤバすぎて波がどんななのかすら分からなくなっていました;
月末の大きな波では、私はとても攻撃的な「混合状態」で、サイコパス化していました。
この頃の私は、主治医に「安定すると波はどんな感じになるんですか?」と質問したことがあったのですが、「(波は)ピシッと一直線になります」と言われても、「そんな人いるの?!」と信じられないでいました。
当時は、牧場でフルで働いていて、日中も雑用や遊んで過ごし、今振り返ると非常にハードな生活をしていたなぁ、と思います;
心身余裕が無く、そのためか、いつも悪いことばかり想像して、自分を追い込む癖もまだまだ固くこびりついていました。
去年の夏が大荒れだったのは、夏が理由というよりも、明らかにキャパオーバーだったからだと思います。
まとめ・来月に向けて
8月は、波が大きくなる要因がいくつも予想されていました(晴れて暑い日が続く、お盆などの家族イベント、妊娠が安定期になり動けるようになる、など)。
しかし結果は、ほどよく過ごせました。
これには、暑すぎる気候や、妊娠、夫の存在などが、ほどよく私にブレーキをかけてくれたのもよかったかもしれません。
自分でもブレーキをかけられるよう、これからも練習してゆきたいです。
夫は私の安定化要因
今月、夫とたくさんの時間を過ごしてみて、夫の存在が、私を安定化させてくれているのを改めて感じました。
ぐっすり眠っている人の隣だと、自分もぐっすり眠れる、と聞いたことがありますが、
そんな感じで、のんびりマイペースに過ごす夫と一緒にいると、自然と穏やかになれるような気がします。
疲れやすい私の状態でも、旅行が充実したのは、夫がこまめに私の調子を伺って、私の休みたい気持ちを優先してくれたこと抜きには語れません。本当に感謝です。
来月からは、夫の仕事がまた忙しくなるのが予想されるので、夫自身も余裕が無くなるかもしれません。
私も独りの時間が多くなるので、自分のやるべきこと(体の大事、家事)をこなしつつ、気分のコントロールも積極的にしてゆきたいです。
1年後の自分は…
もし無事に生まれれば、子どもがいるかもしれません。
子どもという存在が居ることによって、波が大きくなるか、穏やかで居られるか、想像もできません。
主治医が、「大変ですよ」と言っていたのが現実になると思うと…。
でも、自分で選んだ選択。
子育てに支障がなるべく出ないように、双極性障害の方の「穏やかな過ごし方」をしっかり身につけておきたいと思います。
今、将来への不安が、びっくりするくらい無いのは、「今気分が落ち着いているから」かもしれませんし、「生活が安定してきた」からかもしれません。
これからも、無数の選択が私を襲うと思いますが、十字路に向き合うその度に、「波を穏やかにする」方向を選んでゆけたらな、と思います。
これからは、秋になってゆきますね。
食欲の秋。
秋の果物、いも、栗、お米…。
美味しいものは糖質が多いものもあり、糖質の乱高下は「うつ」を催すこともあるので、食べ方に気をつけたいと思います(食べる気満々)。
皆さんが、季節の深まりを穏やかに過ごせますように。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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