私が「双極性障害かもしれない」と気づくまで

【病識の難しさ】私が双極性Ⅱ型障害と気づくまで 双極性障害

こんにちは。双極性Ⅱ型障害のとび太(@umayano)です。

 

 

人生最初の『うつ状態』の診断を受けたときに、「自分が双極性障害かもしれない」と思えれば良かったのですが、

自分が双極性障害だと気づくまで、ずいぶん遠回りをしてしまいました。

 

双極性障害にたどり着くまでの道のりは、自分が過食嘔吐していたことを不思議に思ったことから始まりました。

 

私の関心は、

過食嘔吐 → アダルトチルドレン → 境界性パーソナリティ障害

と変わってゆき、最終的に双極性障害にたどり着きます。

 

 

 

①最初の一歩:過食嘔吐に目を向けはじめた

病識の難しさ 私が双極性障害だと気づくまで

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過食嘔吐は普通のことだと思っていた

 

北海道の道東へ移住し、牧場で働いていた頃です。

学生時代に始まった過食嘔吐がいまだに続いていたのですが、

毎日ではなく、1~2周間に1回とかだったので、「私は『過食症』ではない、病気ではない」と思っていました。

 

けれどもある日、牛の世話をしているとふと気づきました。

牛たちがエサを残しています。

牛の体調が悪くて食欲が無いわけではありません。

私は、それを見て「なんで残すんだろう」と思ったんです。

まだお腹がいっぱいになっているわけではないのに、そして、目の前のエサしか選択肢は無く、明日エサがあるかも分からないのにと。

 

そして自分と比べてみて、思いました。

「なんで、私は、お腹いっぱいなのに食べて、吐いていているんだろう。」

 

 

同じ時期、友人と食事を一緒に食べることが増えました。私の部屋で朝ごはんを食べたり、知人の振る舞う家庭料理をごちそうになったり、【普段の食事】を一緒に食べました。

また、私の社宅は牧場の敷地の真ん中にあったので、【自分の家族以外の家族】の生活も間近にありました。

 

他の人の【食】に触れて、カルチャーショックを受けました。

 

「普通は、過食嘔吐をしない」ということを知りました。

 

こんな風に、牛や馬といった動物たち、そして周りの人たちを見て、私は初めて過食嘔吐と向き合い始めました。

 

 

私はなんで過食嘔吐しているんだろう?

 

まずやったことは、わざと「過食嘔吐してます!」みたいな本を、部屋の見えるところに置くことです。

▽そのとき手にとった本です。表紙買いでした。

あかるく拒食 ゲンキに過食 リターンズ 感想 伊藤 比呂美,斎藤 学
あかるく拒食 ゲンキに過食 リターンズの感想・レビュー一覧です。

 

純粋な「過食嘔吐」をしている人のリアルな行動が載っていました。

読んでみて最初の感想は、「自分はそこまでひどくないな」でした。

今考えると、私の過食嘔吐が『摂食障害』ではなく、『双極性障害』に由来していたからかもしれませんね。

 

 

しかし読んでもしっくりこなかった部分が1つあり、

「吐く=攻撃性」という内容でした。

友人に「過食嘔吐は攻撃なの?」と訊くと、友人はYES。

目に見える傷は負わないけれど、自分を痛めつけているという点では攻撃しているのと同じ、と。

ここから、「過食嘔吐=自傷行為」と捉えるようになりました。

 

また、本の内容で印象的だったのは、家族内の人間関係も絡み合ってくることでした。

・食べ物は、満たされなかった「母親の愛情」の代わり

・アダルトチルドレン(AC)も摂食障害につながる

 

私はさらに、「愛着障害」「アダルトチルドレン」について深掘りしてゆきました。

 

 

②アダルトチルドレンという「居場所」を見つけた

【病識の難しさ】私が「双極性障害かもしれない」と気づくまで

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アダルトチルドレンというものは、大学生のときに耳にしたことがありました。

そして、道東で、この人はアダルトチルドレンだ、と感じる人にも出会いました。

でも、自分がそうだとは全然思っていませんでした。

「自分の家族は良い家族」と思っていたくらいですから(こうやって家族を美化していることがまさにアダルトチルドレンだなと思います)。

 

過食嘔吐の本でも載っていたので気になり、アダルトチルドレンに関する本を読んでみました。

この本です。

アダルト・チルドレン 生きづらさを抱えたあなたへ 感想 秋月 菜央
アダルト・チルドレン 生きづらさを抱えたあなたへ (二見レインボー文庫)の感想・レビュー一覧です。

 

本を読みながら、また、ネットで検索しながら号泣しました。

救われた感じがしたのは、自分=アダルトチルドレン、ということが非常にしっくりきたんだと思います。

「私はアダルトチルドレンなんだ」と分かり、やっと、自分の居場所を見つけることができたような気持ちになりました。

 

 

 

③見えてきたのは『境界性パーソナリティ障害』

病識の難しさ 私が双極性障害だと気づくまで

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過食嘔吐は、広い意味では自傷行為と言えます。

 

自傷行為についてざっくり調べていると、『境界性パーソナリティ障害』の存在を目にしました。

 

また、家族(特に母親)と愛着に関する本を読み、そこにも『境界性パーソナリティ障害』という記述を散見するようになります。

母という病 感想 岡田 尊司
母という病の感想・レビュー一覧です。

 

 

私はそこで、『境界性パーソナリティ障害』がどんなものなのか、調べ始めます。

どんな記述を読んでも、自分のことがそのまま書いてあるように思えました。

当時は、双極性障害が頭になかったのもあり、「私は境界性パーソナリティ障害だ!」と思い込んでしまいました。

 

特にこの本は衝動買いするほどでした。

境界性パーソナリティ障害 感想 岡田 尊司
境界性パーソナリティ障害 (幻冬舎新書)の感想・レビュー一覧です。

 

 

すごく当てはまるけれど、そこまでの症状はない

 

後に、この私=境界性パーソナリティ障害、という考えは間違っていたことに気づきます。

 

自分が境界性パーソナリティ障害だと思って記事などを読んでも、モヤモヤが残るのでした。

すごく当てはまるけれど、「ここまでじゃないかな」と思うところもある。

たとえば、暴力を振るう、自傷行為(私は過食嘔吐)を誰かに見せつける行動はやったことがない。

境界性パーソナリティ障害の人の気持ちがわかる本 感想
境界性パーソナリティ障害の人の気持ちがわかる本 (こころライブラリーイラスト版)の感想・レビュー一覧です。

少し古い本ですが、双極性障害と診断されてからこの本を読んで、「あ、私は境界性パーソナリティ障害ではないんだな」、と、しっくり腑に落ちました。

 

 

④双極性障害が一番しっくりきた

【病識の難しさ】私が「双極性障害かもしれない」と気づくまで

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『境界性パーソナリティ障害』まで気づき、『双極性障害』までもうひと押し、というところまできました。

最終的には、

『境界性パーソナリティ障害』と、『うつ病』について深掘りしたことで、『双極性障害』にたどりつきました。

 

『境界性パーソナリティ障害』も『うつ病』も、『双極性障害』に似ている

 

たとえば、『境界性パーソナリティ障害』と診断されて、後に『双極性障害』と診断された人もいます。

 

▽躁うつが激しい病気「双極性障害Ⅱ型」を抱えながら仕事を続けるますぶちみなこさん | soar(ソア)

躁うつが激しい病気「双極性障害Ⅱ型」を抱えながら仕事を続けるますぶちみなこさん | soar(ソア)
双極性障害2型とは、躁状態とうつ状態が交互に訪れる症状のこと。診断を受けてから、ますぶちさんがどんなふうに病気と一緒に過ごしてきたのかや、仕事における工夫などを教えてもらいました。

 

この記事は『境界性パーソナリティ障害』『双極性障害』で検索してヒットすることが多く、何度も読みました。

頑張りすぎて退職した経験などに親近感がわき、「私はこの人と同じかも。。。」と思いました。

 

 

また、『双極性障害』は過去に『躁うつ病』と呼ばれていただけあって、うつの波のときは『うつ病』と似ています。

 

『うつ病』の症状では、一般的に食欲が無くなるそうですが、

私は、うつになる前も、うつのときも、過食嘔吐をしていました。

この点も、自分が『うつ病』だとしっくりこない理由の1つでした。

 

この本を読んでみたら、『うつ病』と『双極性障害』の違いが分かってきました。

うつと気分障害 感想 岡田 尊司
うつと気分障害 (幻冬舎新書)の感想・レビュー一覧です。

 

 

双極性障害の診断基準がドンピシャ

 

最終的には、双極性障害の症状に当てはまりすぎました。

 

私は、症状については、わかりやすいイラストが書かれたものよりも、DSM-5の診断基準を直で見た方がしっくりきました。

特に「軽躁病エピソード」の部分です。(参考:双極性感情障害[躁うつ病]双極II型障害(こころの病気のはなし/専門編)

 

本であれば、こちらがシンプルでおすすめです。

よくわかる双極性障害(躁うつ病) 感想
よくわかる双極性障害(躁うつ病) (こころのクスリBOOKS)の感想・レビュー一覧です。

 

同じ双極性障害のほっしーさん(@HossyMentalHack)のブログ記事はとても参考になりました。

双極性障害の症状について私の体験エピソードと共に紹介する | メンタルハック https://hr-diary.com/shoujyou

 

 

うつの診断基準を見ても『うつ病』との違いはあまり分からないので、躁の診断基準を自分と照らし合わせるのが手っ取り早かったです。

 

 

 

 

 

次の記事では、『双極性障害』の【病識(自分が双極性障害だと自覚すること)の難しさ】についてまとめます。

 

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