【プレゼント恐怖症】なぜ贈る/貰うがこわい?ASDな私のつまづき

【プレゼント恐怖症】なぜ贈る/貰うがこわい?ASDな私のつまづき 生き方改善

 

こんにちは。とび太(@umayano)です。

 

私はこれまでの28年間、贈り物のやりとりがストレスでした。

 

誰かの誕生日やクリスマスなどは恐怖のイベントで、プレゼント選びに街に出てクタクタになるのもしょちゅう。

贈り物を貰ったり、あげたりする度に、何度泣いたかわかりません。

ときには過食嘔吐をするほどでした。

 

贈り物のやりとりは、トラウマ化していたといっても過言ではありません。

 

しかし、そんな風に【プレゼント恐怖症】だった私も、今では、贈り物のやりとりを楽めるときが増えてきました。

 

現在も克服中ではありますが、この記事では、私が「恐怖症を改善できた方法」について書きたいと思います。

 

 

この記事は、過去の自分のような、贈り物が苦痛な人に届いたらいいなという気持ちで書きました。

発達障害(特にASD・自閉スペクトラム症)の傾向がある人にも参考にしていただけるのではないかと思います。

 

▽プレゼント選びが上手になる方法はこちら

プレゼントが喜んでもらえない!そんな人へ捧ぐ上手な贈り物の選び方
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つまづきエピソード

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まず、私が今まで失敗してきた中で印象に残っている出来事を3つ紹介したいと思います。

 

差し入れできなかったBBQ

私が去年まで働いていた北海道の牧場でのことでした。

牧場の家族が、毎年BBQをやってくれました。

 

「差し入れすべきかどうか?」について、誘われたときからずっと悩んでいました。

最終的に私は、「差し入れをしたら迷惑だ」と考えてしまい、差し入れと言えるものを何一つ持っていきませんでした。

 

そして後日、「差し入れをした方がいいですよ」的なことを、直筆の手紙でお叱りを受けました。

私が変なとこに気を遣っていたとか、牧場の人も個性的だったとか、そういうのもあるかもしれませんが、とにかく、ものすごく悩んだのに、結局失敗したということが、精神的にとてもダメージでした

 

差し入れしてもいいですか?と訊けばよかったのかなと思います。

 

【お返し】は嬉ばれないと知ったホワイトデー

バレンタインにお菓子を頂き、その瞬間から私の苦しみは始まりました。

「なにを返したらいいのだろう???」

どんなお菓子を選んだらいいのか、どのくらいの量にしたらいいのか。

少なすぎても失礼かも。

でも、多すぎても、もし要らなかったらゴミ袋代がかえってかかってしまう。。。とか、ぐるぐる考える日々。

 

ものすごく悩んで、できる限り選んで、「バレンタインのお返しです」と言って渡しました。

でも、相手は苦い表情…。

「【お返し】っていう言い方嬉しくないな…」と言われました。

 

頭は一瞬で真っ暗。バレンタインなんてもう嫌だ、と思いました。

 

 母の「お中元送っていい?」事件

結婚してはじめての夏、私の母とのトラブルです。

ある日母から、「義母にお中元を送ってもいいか?」とLINEが来ました。

私はいろいろ考え込んでしまい、でもとりあえず分からないことは確認しようと思い、「なんで(お中元を送りたいの)?」と返信しました。

すると母からは「フツーの常識です」と絵文字なしで返ってきました。

本当に些細な一言だったのかもしれませんが、私は「母はキレた」と思い、刃物を突き付けられたような恐怖を感じました。

そして、クローゼットに駆け込み、子どもみたいにわんわん号泣してしまいました。

なんで泣いているのか自分では分かりませんでした。

 

母がキレるまで、私の頭にあったのは「義両親に迷惑をかけたくない!」ということでした。

なぜ母が贈りたいのか分からず、送ったことでトラブルが起きないか不安だったのだと思います。

 

結婚したことで親族との贈り物のやりとりが一気に増えるのかと思うと、本当に絶望を感じました。

 

 

私が贈り物につまづいていた理由:「あげたら迷惑」思考

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なぜ私がこんなにも「贈り物のやりとり」が苦手だったのか、深堀りしていきます。

 

つまづきを紐解くと、根っこに「贈り物をあげる=迷惑」という思考があったと思います。

 

プレゼントを選ぶとき、とにかく「これをあげたら迷惑じゃないか?」とか「相手になるべく負担をかけないものを」とばかり考えていたように思います。

 

こんな風に考えが歪んでしまった原因には、私が育った環境(特に、母)と、私の発達障害(特に自閉スペクトラム症/ASD傾向)の影響が大きかったのではないかと思っています。

 

過去を振り返ると、思い当たることがいくつかあります。

 

祖母の「申し訳ない」という言葉

祖母が、非常に人付き合いが苦手な人で、何か貰う度に「申し訳ね~」「要んね~(要らない)」と言っていたのを覚えています。

もらったお返しをどうしようか、いつも頭を悩ませて、苦しそうでした。

いつのまにか私も同じになっていましたね^^;

 

私は、祖母のその苦しそうな姿を見、言葉をそのまま捉え、【贈り物は相手に罪悪感を与えること】と考えてしまうようになっていたのだと思います。

 

自分がもらって嬉しくない→相手も嬉しくないんじゃないか、という思考

特に母からの贈り物やプレゼントなのですが、貰って「嬉しくない…」と感じがちでした。

 

私がひとり暮らしをするようになってから母は、「仕送り(食べ物などが詰まった箱)」をよく送ってくれたのですが、私は、その食べ物を過食(時には過食嘔吐)していました。

 

「嫌」「いらない」と意思表示をしなかった自分も良くなかったと思いますが、突然届くことや、私に「〇〇要る?」「〇〇送っていい?」と聞かれることが少なかったのも、私がストレスを感じる原因だったのかもしれません。

 

いつのまにか、

「母は要らないものを送ってきているだけなのではないか?」

「ゴミを送りつけられているだけではないか?」

「私は嫌われているのではないか?」

と考えるようになってしまっていました。

 

そして、そんな風に思ってしまう自分が最低だと思いました。

 

母から何か貰うたびに嫌な気持ちになっていたからか、私はいつのまにか「贈り物をしても相手は嬉しくないんじゃないか」という思い込みをするようになっていました。

 

 

過去の失敗のトラウマ化

贈り物をする度に、「失敗」し、それが積み重なってしまって【プレゼント恐怖症】になったのかもしれません。

 

いちばん前だと、小学校低学年のとき、母へプレゼントをして「喜んで貰えなかった」という記憶として覚えています。

今振り返れば、母は喜んでくれた可能性があります。それをASDぎみな私は、自分目線のために気付けず、そしてASD由来の記憶力で過剰に覚えていただけかもしれません…

 

 

プレゼント恐怖症をどう克服したか

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私が、これが効果があった!と感じている克服法を3つ紹介します。

 

①「要らなかったら捨てて」の一言を添える

友人に教えてもらって、気に入っている言葉です。

 

プレゼントを100%喜んでもらうなんて、無理なんです。

相手と自分は別の人間でズレは当たり前ですし、相手のニーズに完璧に答えるなんてハードルが高すぎです。

 

嬉しいかどうかは相手が決めること。

「喜んでもらえるのがプレゼントで、喜んでもらえないのならプレゼントではない」なんてことは絶対ないです。

逆に、「プレゼントを貰ったら必ず喜ばなくちゃならない」という義務も無いです。

 

プレゼントを渡すときに、「要らなかったら捨ててね」とか「もし気に入らなければフリマで売っちゃってね」という魔法のフレーズも一緒に贈りましょう。

 

もし自分がもらう側だったとしても、「要らなかったら捨ててね」という一言があると、とても気持ちが楽になりませんか?

 

 

②モノより【気持ち】を。気持ちを贈る/気持ちを受け取る

 

私はついに、贈り物は【義務感でやるもんじゃない】と気づきました。

ビジネスとか仕事のやりとりじゃないんだから、「~すべき」なんて義務は無い。

 

「贈りたい」の原動力は、義務感ではなく、その人のことが「大好き」とか「ありがとう」とかいう【気持ち】であってほしいです。

 

私はこれまで、「嫌われたくない」とか、「自分を守りたい」という気持ちが無意識にあったと思います。

それが、贈り物をされる相手からしたら、透けて見えていたのでしょうね。

喜んでほしくて選んだものならまだしも、そんな【義務感】でくれるプレゼントなんて、嬉しくない。

今はそう思います。

 

気が向かないときはムリに贈らなくていい

プレゼントは【気持ち】があってこそ。

無理して間に合わせるくらいなら、今回は一回スキップして、これだ!というものが見つかったそのときにまとめて渡したらいいと思っています。

 

普段生活していて、たまたま「あっこれ〇〇さんにあげたい!」って思ったときなどに買っておいて、それを誕生日とかのイベントに贈るようにしたら、ずいぶん楽になりました。

 

逆に、贈り物を受け取るときは、とりあえず【気持ち】だけ受け取っておけばいい。

たとえ、たくさんもらったからといって、「申し訳なく」思う必要もありません。

 

【お返し】を考えるよりも先に、「嬉しいな」とか「ありがとう」という気持ちを味わう方が大事だと思います。

 

その贈り物の値段とか量とか、どうするかについて考えるのは、二の次でいいんですよね。

モノよりも、【気持ち】を見ましょう。

 

③周りの人はどうやって選んでいるか訊いてみる

他の人がどうやってプレゼントを決めているのかも勉強になります。

 

私が「プレゼントってどうやって選んでる?」と何人かに訊いてみて、特に、なるほど!と衝撃を受けたのは、

「相手の好きなものを選ぶ」

というもの。

 

私はそれまで、「(私から見て)喜んでもらえそうなもの」を選んでいたのだなと気づきました。

「相手が好きなもの」と「(私から見て)喜んでもらえそうなもの」は全然ちがう。

自分目線か、相手目線か、ですね。

 

また、意外とノリでプレゼントをあげていたりするんだな、とも知りました。

特別な日じゃなくても、「あげたい」と思ったときに、贈っていいようです。

 

 

あなたがプレゼントを楽しめますように

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以上、プレゼント恐怖症と、その克服法について書かせていただきました。

 

もし自分が贈り物にストレスを感じていると気づいたら、

贈り物は【気持ちのやりとり】ということを思い出してみてください。

 

できればHappy側の気持ちを原動力にしてほしいです。

 

プレゼントに選ぶモノも、極端に言えばなんでも良く、言葉だっていい。

 

また、プレゼントを受け取るときも、気持ちだけ受け取って、モノ自体はどうしようが、それはあなたの自由です。

(もちろん、気持ちも、モノも受け取らない選択肢だってあります)

 

【プレゼントをもらったら返すべき】なんて決まりもありません。

 

とにかく、贈り物は、義務感でやるものじゃないのです。

義務感でやろうとするから、苦しいのかもしれません。

 

 

贈り物は、コミュニケーション。

相手のことも、自分のことも、もっと良く知れる素敵なチャンスです。

贈り物をやりとりする度に、新しい発見があるかもしれません。

 

どうか、プレゼントで苦しむあなたに、プレゼントを楽しめる日が訪れますように。

 

 

 

それでは、最後までお読みくださりありがとうございました。

 

 

 

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