うつマッピング【感想・レビュー】双極性障害にもおすすめの一冊!

うつマッピング【感想・レビュー】双極性障害にもおすすめの一冊! レビュー

 

こんにちは。双極性Ⅱ型障害のとび太(@umayano)です。

 

2018年10月19日に発売された、うつ持ちの人のための本、

うつを治す努力をしてきたので、効果と難易度でマッピングしてみた』を早速読んでみました。


ひとことで表現すると・・・

 

うつと診断された人に、ぜひ手元に置いてほしい一冊です!!

 

そして、うつの人に関わっている周りの人には、この本は、うつの本人へのプレゼントとしてもおすすめです。

 

 

この本は、うつと診断されたけれど「どうしたらいいかわからない」人に、苦しくつらい状態から抜け出す一歩を、

うつ持ちで「もっとよくなりたい」人には、もっと穏やかで充実した生活を、

きっと与えてくれる一冊だと思います!

 

 

うつを治す努力をしてきたので、効果と難易度でマッピングしてみた | メンタルハック
うつ病に効果のあったことなかったことって、たくさん情報は出てますけどパッと見てわかるものってないな〜って思ったんですよね。ということで #うつマッピング を作りました。

 

 

著者ほっしーさんとこの本の簡単な紹介の後、この本をおすすめする理由、うつ経験&双極性障害の私が厳選した3つの方法、

そして双極性障害にもおすすめの理由も合わせてお伝えいたします!

 

著者ほっしーさんについて

 

ほっしー(@HossyMentalHack)さんは、うつの当事者であり、うつの人に向けて発信し続けている、

うつブロガー

です!

 

新卒でIT企業に就職したものの、半年でうつになり退職し、その後ブログ「ほっしーのメンタルハック」を開設。うつや双極性障害の経験談、うつ持ちの人に役立つ情報など、うつの人が生きてゆくのに”役立つ情報”を発信し続けています!

 

 

↓ほっしーさんの言葉

 

精神疾患で同じ悩みを持っている私だからこそ、そっと背中を押してあげられることがあるのではないか?

 

 

「うつは甘え」なんて言われる世の中を変えてやりますわ。

 

ほっしーさんは熱い想いを持っている人なのです!

 

 

ブログには、うつになった当事者ならではの記事が満載!

きっと、うつ当事者はもちろん、うつの人と関わる人たちにも、ほっしーさんのブログは参考になると思います。

ほっしーさんのブログがおすすめな理由は、

 

読み終わったあと気分が暗くならないように、いたるところに気遣いがされている

 

というところです。ただでさえネガティブに落ちてゆくうつ。そんな、暗い気持ちと戦わなくてはならないうつの人でも、安心して読め、前向きにさせてくれる記事がほっしーさんのブログには揃っています。

 

メンタルハック
メンタルをハック(分析し、改善)することで、生きやすい世界を構築しよう。そんなヒントがこのサイトにはあります。

 

 

うつについて検索していたら「ほっしーのメンタルハック」にたどり着いていた、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私も、うつの症状や双極性障害に振り回される毎日の中で、ほっしーさんのブログに出会い、救われた一人です。

 

 

そしてこの本、『うつマッピング』は、ほっしーさんのブログが一冊になった!ともいえるでしょう。

 

 

『うつマッピング』はどんな本?


ほっしーさんの『うつを治す努力をしてきたので、効果と難易度でマッピングしてみた』は、うつ持ちの人に向けて、うつの症状を軽くするための方法が紹介されている本です。

ほっしーさん自身が、うつの症状と格闘するなかで試した方法のうち、「効いた!」と実感のあったおすすめな方法と、「これはあまり効かなかった・・・」というあまり改善を感じられなかった方法が、実際に経験した人だからこそ分かるリアルな視点でまとめられています。

 

試しやすく効果も感じられやすい、カンタンな方法が前半に、

後半になるにつれて、取り組む難易度が上がってゆくような順番で構成されていて、自分の症状やペースに合わせて読んでいくことができます。

 

 

 

『うつマッピング』が、うつの人におすすめな理由

ほっしーさんの新刊『うつを治す努力をしてきたので、効果と難易度でマッピングしてみた』を読んで、ぐっときた理由を紹介します。

 

 

すっきり、シンプルで読みやすい!

 

まずは、余計なものが少ないのがいいなと思いました。

頭が回らないうつの状況では、文字数が多いだけで挫折しがちですから。

適当に開いたページから読めて、疲れたらすぐやめれるのも気が楽です。

 

ブログを読んでいるような感覚でサクサク読めました!

 

 

読み終わった後に暗くならないからうれしい!

 

ほっしーさんはブログや、この本で、読後感をよくする(読んだあと暗い気分になりにくい)ことも意識されています。

そんなほっしーさんが書いたこの本、『うつマッピング』は読後感がいい

 

読んでいるうちに「なんだかやれそうな気がする…!」と、自然と前向きな気持ちになれました。

うつの人がはまりがちな、”ぐるぐる思考”にブレーキをかけ、落ち込みすぎるのを、そっと防いでくれている心遣いがうれしいです。

 

”うつ=ネガティブ”を連想させないタイトルで、表紙も明るい色&かわいいイラストなので、本棚に置いても、きっと暗い感じにならずに済むでしょう!

 

 

「うつを治す」を押し付けない

 

うつの患者自身に向けて書かれている本の中には、「これをやったらうつが治る!」という風に、絶対治すんだ!という気合を感じられる書き方をしているものもあります。

 

エネルギーが少なくなっているうつの状態で読むと、「でも私にはできない…」とかえって自信を無くしてしまったり、読み進めるのにも息切れして結局疲れてしまったりするかもしれません。

プレッシャーをかけてくるように感じられる本は、読むのもこわくなってしまいますよね…。

 

この本は、「こういうことをするといいかも、でも〇〇に気をつけてね…」と、やさしい語り口でオススメしつつ注意点や失敗談が加えられていますし、

改善法を試すか試さないか、選択を読者に委ねているのもいいなと思いました。

 

 

良いことばかり書いていないところも好感を持てました。

 

 

 

うつ経験&双極性障害者が選ぶ、おすすめ方法トップ3!

 

『うつマッピング』で紹介されている方法の中から、うつの波を小さくするのに効果がある!と感じた方法を、ここでは3つだけ、厳選して紹介したいと思います。

 

これらの効果が感じられるかは、うつの患者さん自身の、うつの症状の程度や、試すタイミングによって変わってくるかもしれません。

紹介する3つ以外にも、たくさんの方法が『うつマッピング』では紹介されていますから、まずは気になったページを読んで、相性の良い方法を試してみてくださいね。

 

 

その1:ハーブティー

 

ハーブティーといえば、リラックスの効果がある、というイメージの通り、

ハーブティーはうつの症状に効果大です!

 

ほっしーさんはMENT社のメンタルケア専用ハーブティーを愛飲しているそうです。

紹介記事はこちら▽

うつや無気力に!MENTの安眠ブレンドハーブティーでスムーズな毎日を | メンタルハック
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ほっしーさんはうつの闘病のなかで、

実はみんな、体が冷えすぎている

ことに気づいたそうです。

”温かいものを飲む”という行動自体も、うつの改善にいいんでしょうね。

 

私は、スーパーで売っているティーパックでも、十分に効果があると感じています。

そわそわしたり、イライラしたときに、カモミールティーを飲んでいます。

 

うつの症状が強く、職場になかなか入れない時期に、カモミールティーのティーパックを胸ポケットに忍ばせていました。仕事部屋に戻れないときに匂いをかんでみたら、「大丈夫かも」と思えるようになり、仕事に戻れて、自分でもびっくりしました。

ハーブティーは、お湯を沸かすのが難しいときは、そのまま嗅いでも効果があるかもしれません!

 

”温かい飲み物を飲む”こと自体もうつ症状の改善に効果的だと思いますから、ハーブが苦手であれば、ノンカフェインの温かい飲み物を選んでもいいと思います。

 

ハーブティーを買いに行ったり、お湯を沸かしたりするのにもエネルギーが足りないときには、まずは、「ハーブティー飲んでみようかな」と頭に浮かんだだけでも、一歩前進、自分を褒めてあげましょう!

 

 

その2:読書

 

『うつマッピング』に書かれていた、うつのときに読書をする際のポイントを私なりにまとめると、

 

・ビジネス本、自伝、小説、どんな本でも大丈夫

 

・自分の病気に関する本は、最低限知っておくべきことだけ知っておけばいい

 

・小説のようにストーリーのあるものは、引き込まれないように注意が必要

 

だと思いました。

 

私は、うつの回復はじめのころ、”本も読む”こと自体のハードルが高く、まずはじめは絵本を手に取りました。

文字数が少ない本、自分のお気に入りの本、前向きになれる本など、手に取りやすいものから始めるといいと思います。

うつの症状が良くなってきて、なにかやってみたい気持ちが出てきたら、マインド本もいいかもしれません。

 

もちろん、ほっしーさんのこの本が、うつのときの読書にぴったりです!

 

 

 

その3:認知の改善

 

効果が高い、けれど難易度も高い方法として紹介されている”認知の改善”。

生きてきた間に偏ってしまった考え方のクセを、生きやすいように整えてゆく作業です。

 

代表的な方法は”カウンセリング”を受けること。

もちろん、カウンセラーなど専門家の力を借りれば、高い効果を期待でき、ばっちりでしょう。

 

カウンセリングは料金が高い…、何回くらい受け続けたらいいのか、そんなにお金がもつのか…、カウンセラーと会って話をするのがこわい…。

カウンセリングに馴染みが少ないと、不安が増してしまうこともあるかもしれません。

 

でも大丈夫です、自力でも認知の改善はできます!

 

ノートに気持ちを書き出す、心理学の本を読む、親しい人にアドバイスをもらう…。いろいろな方法がありますが、

もう既に、この本、『うつマッピング』自体が”認知の改善”になるんです。

 

本の161ページから238ページまで、77ページ、つまりこの本の4分の1(!)は”認知の改善”について書かれています。

 

心理学の本を何冊も読むのも一つですが、まずその前に、ほっしーさんが既にまとめてくれたこの本を読むのをおすすめします。

 

誰かと話をすること自体が苦手な人や、お金をなるべく使いたくない人など、カウンセリングが難しい人も、この本を読めば、自分の考え方の偏りに気づけるきっかけが掴めると思います。

 

 

 

双極性障害の人にもおすすめしたい理由

 

以前は ”躁うつ” 呼ばれた双極性障害。”うつ”という言葉が含まれていたように、”うつ”のような症状の期間があります。

 

双極性障害のうつ症状にも応用できる

 

双極性障害でも、不安が襲ってくる、ネガティブな”ぐるぐる思考”にハマってしまう、床に転がったまま何もできなくなるなど、単極性の(双極性障害ではない)うつと似た症状がでるときがあると思います。

そんな双極性障害のうつの症状に、『うつマッピング』で紹介されている方法は、そのまま活用できると感じました。

 

ただし、活用の仕方に注意が必要かもしれません。

特に、”やりすぎ”には気をつけたいなと感じました。

 

例えば、『うつマッピング』で紹介されている、”寝る”という方法は、うつを改善してくれると感じています。

不快な気分のときも、寝るとすっきり、やる気のある自分になっています。

しかし、昼間に昼寝をしすぎて、その結果夜も起き続けてしまうと、躁転してしまうかもしれないので、昼寝の”時間を短くする”などの工夫が必要になるかと思います。

 

twitterや読書、PC、テレビ、会話など、頭を使う方法については、タイマーで時間を区切ったり、途中で休憩を入れたり、脳を使いすぎないように活用するのがいいかと思いました。

 

 

うつの対処法を思い出させてくれる

私は、うつの波の中では、しんどいので、「すこしでも楽になりたい…」と、うつ症状の改善策を見つけようとします。

でも、うつの症状が和らいで元気になると、忘れてしまうんですね。どうやったら上げられるのか。

正常な状態はましてや、躁になったときなんかは、もう一生うつになんかならないように思ってしまえます。

その後またうつの波に入るのですが、その度に「うつの時ってなにしたらいいんだっけ…」と、改善方法を思い出せなくなります。

 

『うつマッピング』を手元に置いておけば、忘れたときに、うつの改善方法を思い出す手助けになります。

うつの波の中にあるうちに、効果を感じられた方法のページに付箋をつけたり、マーカーで印をつけておくと思い出しやすいかもしれません。

もちろん、自分の『うつマッピング』をつくっておけば最強でしょう。

 

双極性障害の人も、ほっしーさんの『うつマッピング』で、いずれ襲いかかってくるうつの波に備えましょう!

 

まとめ:うつになったらとりあえずこの本を手元に置こう!

 

うつになると判断ができなくなりがちです。

 

私は初めてうつの診断がついた頃、「うつの症状を改善したいけれど、本もいろいろありすぎてどれが良いかわからない…」と、書店にいったものの結局一冊も買えずに帰ってきてしまい、くたくたで悲しくなったこともありました。

 

不安の症状が強くて「なにをしたらいいかわからない」で頭がいっぱいなとき、

「自分はダメだ…」と絶望してしまうとき、

「消えてしまいたい」くらいしんどいとき。。。

 

この本が手元にあれば、きっと一歩を踏み出すきっかけをくれるでしょう。

ほっしーさんがそっと背中をおしてくれますよ!

 

うつの人の周りの人へ

 

『うつマッピング』は、うつになった患者本人へのプレゼントにするのもおすすめの一冊だと私は思っています。

まずはうつの人が通院・服薬を続けられるようにサポートしながら、うつの症状がもっと良くなるお手伝いとしてこの本はきっと役立つと思います。

 

ただ、本をプレゼントする行為が「早く治れ」というプレッシャーにならないように、「あとがきをまず読んでね」とひとこと添えるといいかもしれません。

あとがきでは、「いつでもやめていい」と、なんでも頑張りすぎてしまううつの人に、頑張りすぎないように声をかけてくれています。

私も、抑うつの症状で休職している友人に、彼女の悩みに関係していそうな方法が載っているページの写真を撮って、送ってみたところ、「読んでみたいな」と言ってもらえました。近々贈ろうと思っているところです。

 

(後日談)

うつになっている友人にこの本を郵送したところ、

「家族と一緒に読んだのだけど、特に、認知の改善のところ!全部あてはまった(笑)(笑)!」

と言っていました。贈ってよかったな、と思っています。

 

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 


 

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