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こんにちは。双極性Ⅱ型障害のとび太(@umayano2)です。
双極性障害の特徴である、「波」。
波のせいで、やるべきことを真っすぐ進められなかったり、やらなくていいことをやってしまって後戻りしたりすることもあるのではないでしょうか。
そんなとき、双極性障害が原因にあるからとはいえ、やっぱり「時間をムダにした…」と思ってしまいますよね。
日常の中で、「気分の波」がある、と気づいているとき。
「波があるときはなるべく判断をしない方がいい」と分かっていても、何かやりたくなるのは自然なことだと思います。
人間、何にもしないで過ごす方が難しかったりしますから。
今、やるべきか、やらないべきか。
やっていいのか、やめた方がいいのか。
時間や労力をムダにしないためにも、迷いますよね。
この記事では、「今」迷っている人へ、ヒントを紹介します。
よければ参考にしてみてください。
この記事で対象としている「迷い」は、
小さいものは今この瞬間のものから、大きくても数日に関わるくらいのことです。 進路選択など、人生に大きな影響のあるものは対象としていません。 |
迷ったときは、「自分のこと」以外はやらないほうが無難です
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今やっていいのか、やらないほうがいいのか迷うことがあるとき。
それが、自分以外の人に影響がない「自分のこと」ならばやりましょう。
逆に言えば、
- 他の人(人間関係)への影響があること
- 人生で大事なこと(進路、大きなお金など)
に関わる可能性があるときは止めておくのがいいでしょう。
事例研究:「どれだけやれるかやってみた」を振り返ってみます
先日、なかば勢いでこういう記事を書きました。

※注意:カス記事です。読んで下さってもあまり有益な情報をお伝えできる感じではないので、スルーして頂いて構いません。
このとき私が何をしたかをざっくりお伝えすると、
薬を飲み忘れた
↓ 「時間をムダにしたくない」 「薬を飲んでいない状態でもどこまでやれるのか試したい」 ↓ できそうなことを思いつきでやる ↓ やったこと(できたこと)
|
振り返ると、衝動が強めだったので、気分はおそらく「焦り」「ADHD」「混合状態」でした。
できあがった記事は、史上最速の1時間半で書き上げましたが、仕上がりとしては史上最悪。
どうしてそうなったかというと、次のようなことを考えて動いていたからです。
- 「どんな経験でも、自分にとって有益なはず!」
- 「この迷走もきっと誰かのに立つはず!」
私のひどい行動も、双極性障害の現実の1つだから、双極性障害がどんなものか知ってもらえるかな、とか思ったのです。でも、読み手への配慮の努力が欠けていたと思います。 |
この思いが良いかどうかは置いておいて、こういう「雑な」形で発信したことで、不快にさせてしまっていたらごめんなさい。
やってみて実際ムダだったかどうか
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この記事を書いた次の日、自分ではすごく時間の無駄だと思いました。
実際ムダだったのかどうか、それぞれの行動を振り返ってみます。
twitterの新垢を作ったのは、良かった
この日、「こんなときに発信したい」という思いが強かったんですね。
私はそれまでは1つのアカウント(@umayano)で呟いていたのですが、最近なんとなくツイートしにくかったんです。
最近、ブログをする時間が増えたと同時に双極性障害のことを考えることも増え、そしてアメブロなども読む機会が増えていました。
「日常をそのまま書き出せる場所」「その瞬間瞬間の思いつきを出せる場所」が欲しいという思いが膨らんでいました。
新しいアカウントを作ったらいいじゃん!と発見し、早速作りました。
そのときのツイートです。
サブ垢作れました!@umayano2
闘病用です。
双極性障害関係こと主に書いていきたいと思います。こんな私が、うまやの宿でtwitterを始めてもうすぐ1年半。皆さまのお陰です。
これからもどうぞよろしくお願いします。
— とび太@うまやの宿 (@umayano) October 4, 2019
新しいアカウント(@umayano2)を作った結果、たくさんの人からフォローいただいたり、コメントをもらったり、想像していなかった嬉しい反応がありました。
そして、「ちょっとしたこと」を格段につぶやきやすくなったので、新垢作ってよかったです。
勢いでブログ記事を書いたことは、△
先日の記事を書いている途中からも、そして公開した後も、ずっとモヤモヤしていました。
「ブログに載せていい記事か?」
「有益でない記事は消したほうがいいのでは?」
「時間と労力のムダだったのでは?」
という迷いでした。
こうやって、迷ってモヤモヤする時間は、どちらかというとムダだったかもしれません。
本来やるべきだったことをそっちのけでやったことで、後回しになったのもマイナス。
でも、良かったと思える点もあります。
今こうしてもう1記事書くのにつながったことや、記事を書く時間への考え方を壊せた(早く記事を上げるスピード感が掴めた)ことです。
良い・悪いでは分けられないのかもしれませんね。 |
今回は結果的にはハッキリとした被害が出なかったので幸いでした。
しかし、もし、衝動的に何かをやって、後で尻拭いをしたり、被害を回収したりしなければならなくなったとしたら、それは時間と労力を消費するので「ムダ」だったと言えるかもしれません。
もし鬱に落ちたりしていたら、激しく後悔したと思います。
「迷いながら」やったということは良かったと思っていいのかも
もし気分の波が原因にあったとしても、「やらなければよかった」と思うようなことをしてしまったら、そのショックは痛いですよね。
その失敗の痛みをちゃんと覚えていて、真剣に反省しているからこそ、やっていいのかやらないほうがいいのか「迷う」のだと思います。
でも同時に、「迷っている時間がもったいない」という気持ちも湧いてきます。焦ります。
でも、私は、迷って何もしていない時間も、ムダでは無いのではないかと思います。
なぜなら、「迷っていた」からこそ双極性障害に舵をとられなかったという面もあると思うからです。
迷いがないことによる危険の極端な例を挙げると、たとえば躁の時は、迷いなんか1ミリも感じず一瞬で行動してしまいますよね。あるいは激しい混合状態のとき「自殺したい」と思って、次の瞬間自殺もありえます。迷いがないのもものすごく危険なことだと思います。 |
気分の波があるときは衝動がとても強くなりますから、「迷い」は、私達双極性障害にとってはブレーキのような存在、と思うこともできますよね。
迷っているのは、まだ自分が波に飲まれていない、正気でいれている証でもあると思います。
迷いながら、自分が「やりたいこと」をやってみよう
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まとめます。
やったらいいのか、やらないほうがいいのか迷ったときは、
迷いながら、「自分のこと」をやる
のがベスト。
そして、自分以外の人に影響する可能性のあるもの、そして重要な決断を含むものは、やらないでおく。
でも、「やりたい」という気持ちは残ると思います。
そんなとき、次のような方法で衝動を吐き出すのもオススメです。
※twitterなどSNSに衝動的に吐き出すのは、私は躊躇します。たとえフォロワーが居なくても、見る人がいるかもしれませんし、後で後悔しても完全には消せないかもしれないので…。 |
そして、後日、落ち着いたときにやりましょう。
「迷っている時間」はムダじゃないと思います。
焦って決めなくて良いと思います。
たくさん悩んで、立ち止まって、自分を大切にしていってください。
最後までお読みくださりありがとうございました。
▽うつのときの対処法はこちら



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